オミナエシ |
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【オミナエシについて】 |
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オミナエシ(女郎花)は、秋の七草のひとつとしてよく知られているスイカズラ科オミナエシ属の丈夫な宿根草です。ヲミナは女、ヘシは飯、すなわち「女飯」から転じたものと言われています。いつ頃のことかわかりませんが、昔は、男は白いご飯、女はアワの黄色いご飯を食べていたことに由来するようです。 女郎花と書いてオミナエシと読みますが、これは万葉の時代の歌人が創作したのが始まりとされていて、漢名ではありません。 近縁種に花の白いオトコエシ(Patrinia villosa)がありますが、園芸としてはほとんど利用されていません。 蛇足ですが、以前はオミナエシ科に分類されていましたが、APG分類体系では、オミナエシやオトコエシはスイカズラ科に入れられています。 【栽培メモ】 名古屋おみなえしのタネを秋に播いて苗を育て、庭に植えてみましたが、成育が比較的ゆっくりで、開花は翌々年の6月になりました。 栽培自体は容易で、夏にたくさん花が咲き、暑さ寒さにも強くて宿根しました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【オミナエシの概要】 |
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草丈 1〜1.5mほどになります。 花 黄色い小さな花が集まって咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性が強く、栽培の容易な宿根草です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Patrinia・・・・・フランスの鉱山学者で植物採集家の Eugene LM Patrin への献名 scabiosifolia・・・・・「スカビオサのような葉の」 |
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【主な種類と品種】 |
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タネが販売されているのは ‘名古屋おみなえし’ です。その他、40cmほどの姫女郎花があります。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 摘芯をするとコンパクトな株になります。 タネまき タネから育てる場合は、3月中旬〜4月に播きますが、関東以西の温暖地では、秋まきもできます。育苗箱に撒き、薄く覆土します。 発芽まで2週間ほどかかります。発芽後、本葉が2〜3枚になったらポットに植え替えて育苗します。生育はゆっくりで、秋播きにしたところ、翌年の5月になって、ようやく定植できる大きさになりました。 植え付け 草丈が比較的高くなりますので、通常は、庭植えにしますが、鉢植えでも育てられないことはありません。 春にタネを播いて育てたときは、ポットに根が回ったら庭やプランターなどに植え付けます。また、園芸店やホームセンターなどでポット苗が売られていることがありますので、購入したら早めに植え付けます。 庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 庭に植えるときは30pほどにします。60cmのプランターの場合は、2株ほど植え付けます。 植え場所 大変丈夫で、日当たりと水はけがよければよく育ち、植え広げると写真のように美しい景観をつくります。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。 植え替え 庭植えの株も3〜4年したら、株分けを兼ねて植え替えします。時期は、3月ごろです。 日常の管理 茎が伸び始めたら摘芯をしてやると、草丈が低く抑えられ、草姿がよくなります。 冬の管理 冬が来る前に地際で切り戻しておきます。 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。 ふやし方 植え替え時に、株分けをして増やすことができます。 肥料 庭に植えた場合は、肥料は必要ありません。肥料を与えると草丈が高くなって、倒伏しやすくなります。 鉢やプランターに植えた場合は、元肥の他に月に1回程度液肥を与える程度でかまいません。 病気・害虫 特にありません。 |
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