|
| |||||||||||||||||||
オオゴチョウ |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||
【オオゴチョウについて】 |
|||||||||||||||||||
|
オオゴチョウは、西インド諸島原産のマメ科ジャケツイバラ属の常緑中高木です。耐寒性が弱いことから、沖縄などを除いて通常は鉢植えで育てることになります。花がとても美しいことから、デイゴ、サンタンカ(サンダンカ)と並んで沖縄の3大名花のひとつとされています。 花の中心から雄蕊が長く伸び、華やかな色彩の花は、蝶が飛んでいるようで格別に美しいものです。ただし、木には鋭い棘があり植え替えなどのときには注意が必要です。 【栽培メモ】 タネが入手できましたので播いてみたところ発芽は良好でした。冬を越した幼木を翌年の春に8号鉢植え替えて育てましたが、枝がよく伸びて9月には2本の枝のうち高い方は1m、低い枝は60pほどで蕾が見え始めました。 その後、最初の花が咲くまでにはかなりの日数を要しましたが10月になって咲き始めました。タネを播いてこんなに早く、しかも簡単に花が咲くとは全く意外でした。 |
|||||||||||||||||||
【オオゴチョウの概要】 |
|||||||||||||||||||
樹高 庭に植えると3mを超えるようですが、鉢植えで育てると1mほどで花が咲きます。 花 花径は4pほどで雄蕊が長く伸びます。花色は、咲き始めは花弁の周囲が黄色ですが、やがて全体が赤くなっていきます。黄花もあるようです。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は弱く、5℃以上は必要とされています。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 (冬の保温ができれば)比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Caesalpinia pulcherrima 学名の説明 Caesalpinia・・・・・16世紀のイタリアの植物学者 Andrea Caesalpino への献名 pulcherrima・・・・・「最も美しい」 |
|||||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
|||||||||||||||||||
赤〜オレンジの花色が一般的ですが、黄色の花もあります。 |
|||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
|||||||||||||||||||
|
タネまき オオゴチョウは苗木を購入して育てる以外に、タネから簡単に育てることができます。ただし、播く時期が遅くなると育ちが遅れ、冬に枯れてしまうことがありますので、5月下旬頃には播くようにします。 3号のポリポットに1粒播き、覆土は1pほどにします。発芽は良好でした。 植え付け タネを播いて育てた苗木は、ポリポットの底に根が回ったら、5〜6号の鉢に植え替えて育てます。 苗木から育てる場合は、園芸店やホームセンターなどで見かける機会がそれほど多くないので、通販もしくはネットで購入する方が早道です。 苗木を手に入れたら2周りほど大きめの鉢に植え付けます。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。
置き場所 春から秋にかけては、戸外の日当たりのよいところに置いて育てます。 植え替え タネを播いて育てた苗木も苗木を購入して育てた苗木も、4月になって気温が上がってきたら一回りもしくは二回り大きい鉢に植え替えます。なお、オオゴチョウには鋭い棘がありますので、作業をするときは気をつけます。 剪定 花はその年に伸びた枝の先に咲きますので、冬が来る前に思い切って切り戻しをしておきます。タネを播いて育てた苗木はそれほど枝が伸びませんので剪定は不要です。 冬の管理 耐寒性がないので室内に取りこみます。幼木は耐寒性が弱いので、室内でもより温かいところに置いて寒さをしのぐようにします。水やりは控えめにします。 冬には葉を落としますが、室内に置いておけば春になると芽が出てきます。 肥料 4〜10月頃に緩効性の固形肥料を置肥しますが量は控えめでかまいません。 病気・害虫 カイガラムシが付くことがあります。 |
|||||||||||||||||||
|
|