エキウム・プランタギネウム |
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【エキウム・プランタギネウムについて】 |
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エキウム・プランタギネウムは、ヨーロッパの西部及び南部原産のムラサキ科シャゼンムラサキ属の秋まき一年草です。寒さに強くて生育がよく、花は小さいですが青紫の花が魅力です。 なお、和名をシャゼンムラサキ(車前紫)と言いますが、このシャゼンは、オオバコの漢名の車前草からとったもので、種小名のとおりオオバコに似ていて、紫の花が咲くことに由来します。 蛇足ながら、オオバコの漢名の車前草は、牛車や馬車が通る道に多いことによります。 エキウムの仲間には、ウィルドプレッティ (Echium wildpretii) のように花穂が1mを超える種類もありますが、耐暑性が弱く関東以西の温暖地では栽培が難しいのが残念です。 【栽培メモ】 プランタギネウムは、育苗も容易で生育もよく、春にはたくさんの花が咲きました。なお、ここに掲載している写真の株は、厳冬期のみ不織布でトンネルをしています。 蛇足ですが、プランタギネウムの開花時期を3月下旬頃と勝手に思い込んでいて、株の状態からあまり結果がよくないと勘違いしていました。厳冬期に不織布をしても4月末からが見頃になりました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【エキウム・プランタギネウムの概要】 |
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草丈 50〜80cmほどになります。 花 花径は3pほどで、花はつぼみのうちはピンク色。咲き進むにつれてパープルブルーに変化してゆきます。 白やピンクの咲く品種もあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性があり、露地植えで越冬します。 耐暑性は弱く、温暖地の場合、花が咲いた株は夏には枯れてしまいます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Echium・・・・・ギリシャ語の echis (毒蛇)が語源です。 plantagineum・・・・・「オオバコ属に似ている」 wildpretii・・・・・スイスの植物学者 Hermann Josef Wildpret への献名 |
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【主な種類と品種】 |
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他のエキウムの仲間です。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 温暖地では春までに苗を大きく育て、早く花が咲くようにする必要があります。 タネまき 発芽適温は20度前後ですので、9月中旬〜10月上旬に播きます。寒冷地は春に播く二年草扱いになります。消毒済みの用土を入れた育苗箱かピートバンにタネが重ならないようにまき、2mmほど覆土します。 発芽後、本葉が3〜4枚のころ3号のポリポットに植え替えて苗を育てます。 植え付け 花壇に植える場合は、植えつけ前に、苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。 ポリポットの底に根が回ってきたら花壇やプランターに定植します。定植する際、根鉢を崩さないように注意します。 花壇に植える場合は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を使います。赤玉土、腐葉土若しくはバーク堆肥、パーライトを5:3:2程度に混ぜた用土などが一例です。 株間 かなり大きな株になりますので30p程度にします。60cmのプランターの場合、3株ほどが目安です。 植え場所・置き場所 日当たりのよいところに植え付けます。鉢やプランターも日当たりのよいところで育てます。 日常の管理 暑さに弱いので、温暖地では春までに苗を大きく育て、早く花が咲くようにする必要がありますが、生育がよいので、初期の育苗さえ気をつければさほど問題はありません。 鉢やプランターは、やや乾燥気味に管理します。 冬の管理 耐寒性がありますので、温暖地では霜除けは必要ありません。なお、厳冬期のみ不織布でトンネルして育てたところ、株が大きくなり、とてもよく咲きました。 肥料 花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり50gほど施し、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。追肥は特に必要ありません。 鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の肥料を与え、後は、暖かくなったら液肥を10日に1回程度与えます。 病気・害虫 特にないようです。 |
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