エンジェルストランペット |
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【エンジェルストランペットについて】 |
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エンジェルストランペットは、南米原産のナス科キダチチョウセンアサガオ属の落葉低木です。最近よく見かけるようになり、大きな花を下向きに咲かせている姿がよく目に付きます。寒さに少し弱いのが残念ですが、花は晩秋まで咲いています。 以前はダチュラと呼ばれ、あまりぱっとしませんでしたが、チョウセンアサガオ属からキダチチョウセンアサガオ属に変更されて、エンジェルストランペットと呼ぶようになってから人気が出てきたように思います。 栽培されているのは、ブラジル原産のスアヴェオレンス(B. suaveolens)とエクアドル原産のバーシカラー(B. versicolor)及びこの属の種間雑種で生まれた園芸品種です。 なお、エンジェルストランペットには、花や葉など全体に毒がありますので、栽培する上で、その点に注意する必要があります。 【栽培メモ】 冬の寒さが気になるところですが、香南市野市町周辺では、地上部が枯れ込みますが庭植えで冬を越しています。最近の温暖化のせいで、冬越しは以前よりは大分楽になっています。 もっとも、−4〜〜−5℃近くに気温が下がったときは、ほとんど枯れたようになりました。なんとか芽を吹いてきましたが、その年は花もあまりよく咲きませんでした。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【エンジェルストランペットの概要】 |
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樹高 ナス科の低木で、原種の中には10m近くなる高木もありますが、通常の庭植えで育てると、2mあるいはそれを少し越える程度で収まります。 花 15〜20pほどのトランペット形の大きな花を咲かせます。花色は、白、黄、ピンクがあります。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は強いですが、耐寒性がやや弱いので、庭植えにできるところは温暖地に限られます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Brugmansia・・・・・オランダの植物学者で医師の Sebald Justin Brugmans への献名 suaveolens・・・・・「芳香がある」 versicolor・・・・・「色が変化する」、「様々な色がある」、「斑入りの」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 温暖地の場合は、冬の間、株元をマルチングしておけば安心です。 ※ 剪定は、花後に行います。 植え付け 耐寒性が弱いので、十分に暖かくなった4〜5月ごろが植えつけの適期です。庭植えの場合は、根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、腐葉土(又はバーク堆肥)を十分に入れ、緩効性の化成肥料も加えて、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 株が大きくなりますので鉢植えにはあまり適していませんが、10号以上の鉢を使えば鉢植えで育てることができます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 庭に植えるときは、日当たりがよく北風の当たらない場所が適しています。鉢植えの場合も日当たりのよいところで育てます。 なお、春から秋は庭に植えて栽培し、冬は思い切って切り戻しをしてから鉢に取って育てることもできます。ただし、株が大きくなると、取り込むのが難しくなります。 植え替え 根がよく張りますので、鉢植えは毎年植え替えるようにします。 日常の管理 生育が旺盛なので、鉢植えの場合は、生育期間中はたっぷりと水やりをします。特に、夏場の水やりを忘れないようにします。 花が終わったら枝を切りつめておきます。 冬の管理 温暖地の場合、地上部は枯れこむことがありますが、家の南側であれば特に霜除けをしなくても株が枯れることはまずありません。もっとも、強い寒波に見舞われたときはダメージが大きく、枯れないまでも生育が遅れ、当然、開花も遅くなります。 北風の当たるようなところに植えた場合は、株元をマルチングするなどして霜除けをしておく必要があります。 鉢植えの場合は、軒下など霜の当たらないところに置きますが、寒さの厳しいところは室内に取り込みます。 ふやし方 挿し木ができます。5〜7月ごろに、枝を20cmほどの長さに切って挿しておけば容易に発根します。 肥料 庭植えの場合は、4月以降10月頃まで、1〜2ヶ月に1回程度、株元の周りに化成肥料を撒いて土になじませておきます。 鉢植えの場合も、その期間、緩効性の固形肥料を定期的に与えます。 病気・害虫 特にはありません。 |
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