イチゴノキ

ヒメイチゴノキの花
写真 ヒメイチゴノキ
撮影時期 2006.1.29
栽培状況 鉢植え

科名

ツツジ科

属名

イチゴノキ属

学名

Arbutus unedo

園芸分類

常緑低木

別名

ストロベリーツリー

原産地

南ヨーロッパなど

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

10〜12月

【イチゴノキについて】

イチゴノキは、南ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ原産のツツジ科イチゴノキ属の常緑低木です。秋も深まってきた頃に花が咲き、同時に、前年に咲いた花の果実が赤く色づいてきます。イチゴノキというのは、果実がイチゴに似ていることがその由来です。

白い花と赤い実が同時に楽しめるので人気があります。実は食べられますが味はないと言われています。園芸店やホームセンターなどには鉢植えでも育てやすいヒメイチゴノキ (Arbutus uned 'compact')と呼ばれる矮性品種がよく出回っています。

【栽培メモ】

ヒメイチゴノキを鉢植えで育てていますが、特に問題なく育っています。

【育て方は下へ ↓ 】

【イチゴノキの概要】

草丈

基本種は、樹高が3m近くになりますが、ヒメイチゴノキは、1.5mほどです。

秋にアセビのような小さな白し花が咲き、長期間咲き続けます。秋になって実が大きくなり、赤く熟したら収穫できます。

白花のほか、赤花もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があります。ただし、寒地は庭植えは困難のようです。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Arbutus・・・・・この植物のラテン語の名前に由来します。

unedo・・・・・ラテン語の unum(一つ)+ edo(食べる)が語源です。

【主な種類と品種】

イチゴノキには、白花のほかにベニバナイチゴノキと呼ばれる紅花の品種があります。また、ヒメイチゴノキにも赤花の品種があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 鉢植えで育てる場合は、乾きすぎないように注意します。

植え付け

常緑樹ですので4月頃が植えつけの適期です。もっとも、ほとんどの場合、鉢植えもしくはポット植えの苗木が販売されていますので、この場合は、9月頃に植え付けても問題はありません。

庭植えもできますし、ヒメイチゴノキであれば、鉢植えでも育てられます。

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。移植を嫌いますので、庭植えの場合は、植え場所を吟味してから植え付けます。

ヒメイチゴノキの花

鉢植えの用土

赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を4:3:3程度に混ぜた用土などを使います。

植え場所・置き場所

日当たりのよいところを好みますが、半日陰のところでも問題ありません。

鉢に植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

植え替え

鉢植えの場合は、2年に1回を目安に植え替えをします。

鉢から抜いて、表土と古い土を適宜に落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、多めに古い土を落として植え替えます。

日常の管理

鉢植えの場合は乾きすぎないように注意します。

剪定

剪定の適期は、果実が落ちたあとの3月頃ですが、自然に樹形が整っていきますので、剪定はそれほど必要ありません。

肥料

庭植えは、2月頃に寒肥を与えます。鉢植えは、3月、6月に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にないようです。

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