ウルシニア |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【ウルシニアについて】 |
||||||||||||||||
ウルシニア属の中では、ソーラーファイアとも呼ばれるアンセモイデス(Ursinia anthemoides)が比較的よく栽培されています。南アフリカ原産のキク科の秋まき一年草で、ベニジウム(寒咲き蛇の目菊)の花に似て、基部が紫紅色になった橙黄色の花が一斉に咲きます。 その他には、スペシオサ(U. speciosa)もあり黄色やオレンジの花が咲きますが、こちらの方は、今のところ出回っていないようです。 【栽培メモ】 あまり栽培されていないようですが、国華園からタネが出ていましたので、2013年に秋まき後、庭植えにして、冬は農ポリでトンネルをして育てたものがここに載せている3枚の写真です。 清潔な用土で過湿にならないよう育苗し、冬場、不織布でトンネルするなどして霜除けをすれば、春になると一斉に開花して大変美しいので、育て甲斐のある草花と言えます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
||||||||||||||||
【ウルシニアの概要】 |
||||||||||||||||
草丈 30pほどになります。 花 アンセモイデスは、花径3〜4pほどで橙黄色の花が一斉に咲きます。 基部は紫紅色で、蛇の目状になり、ベニジウム(寒咲き蛇の目菊)を小さくしたような花です。 耐寒性・耐暑性
本来は宿根草ですが、耐暑性が弱いので一年草として扱われています。 耐寒性もやや弱いので、霜よけが必要です。霜に当たると傷みます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 タネから育てる場合:比較的やさしい 苗から育てる場合 :やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Ursinia・・・・・17世紀のドイツの植物学者 Johann Heinrich Ursinus への献名 anthemoides・・・・・「イノンドのような」 ※ イノンドは、ディルのことです。 speciosa・・・・・「美しい」、「きれいな」 |
||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 耐寒性がやや弱いですが、不織布でトンネルをして育てると冬を越します。 タネまき 温暖地では9月下旬〜10月上旬ごろが適期です。寒冷地では春まきにします。箱まきが一般的で、タネが隠れる程度に覆土します。 育苗中に少し立ち枯れする株が出ましたので、タネまきと育苗用の用土は清潔なものを使います。 発芽後、本葉3〜4枚になったら3号のポリポットに植え替えて育苗します。やや乾燥を好むので、育苗中に過湿にならないように注意します。 植え付け 本葉が5〜6枚になってポットの底に根が回ったら、鉢やプランターに植え付けます。 花壇に定植する時は、植えつけの1週間ほど前に苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて耕しておきます。 植え付ける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20pほどが標準です。60pの標準のプランターであれば、3〜4株にします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 日常の管理 次々と花が咲くので、終わった花は早めに取り除きます。 冬の管理 寒さに弱いので霜の降りない地域以外は霜よけが必要です。不織布でトンネルをして育てると冬を越します。 鉢やプランターは、霜の当たらない軒下に置いて、水やりは少なくします。 肥料 庭植えの場合は、植えつけ時に化成肥料を1u当たり30〜50gほど与えます。それほど多肥にする必要はありません。追肥は、ほとんど必要ありません。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、暖かくなったら2週間に1回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 アブラムシが付くことがあります。 |
||||||||||||||||
このページのトップへ 一覧に戻ります。 |