イキシア |
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【イキシアについて】 |
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イキシアは、アヤメ科の球根植物の宝庫ともいえる南アフリカ原産の半耐寒性の秋植え球根です。栽培されている園芸品種は、コルメラリス(I.columellaris)やマクラータ(I. maculata)が中心になっていますが、ポリスタキア(I. polystachya)やヴィリディフローラ(I. viridiflora)などの原種も栽培されています。 細長い花茎に、美しい花がたくさん咲いてとても美しく、まとめて植えると一層春らしい気持ちにさせてくれます。秋植え球根の中では、どちらかというと栽培される機会がさほどありませんが、切花にも利用できる用途の広い秋植え球根です。 【栽培メモ】 丈夫な球根ですので、寒さに気をつければ庭植えでも、鉢植えでも栽培はいたって簡単です。 花茎が長いので、花の重さで倒れやすくなるのが少しやっかいですが、そうなった花は切り花にして楽しむことができます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【イキシアの概要】 |
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草丈 草丈は、50p〜70pほどになり、細長い葉を伸ばします。 花 4月ごろ、細長い花茎の先に、かわいい6弁の花を10〜15個ぐらい穂状につけます。 花色は、白、黄、赤、ピンク、うす紫などの色の他に2色花もあります。 比較的花持ちがよいので切り花にして楽しむこともできます。 耐寒性・耐暑性
南アフリカ原産の半耐寒性種で、やや寒さに弱いので寒地では鉢栽培となりますが、温暖地では庭植えが可能です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Ixia・・・・・「鳥もち」の意味で、ネバネバした液汁があることに由来します。 columellaris・・・・・「円柱状」 maculata・・・・・「斑点のある」 polystachya・・・・・ギリシャ語の poly(多い)+ stacyus(穂状花)が語源です。 rapunculoides・・・・・「ラプンクルス属に似た」 viridiflora・・・・・「緑花の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 霜に当てないようにします。 植え付け 関東以西の温暖地では庭植えができますが、寒さが気になるところは鉢やプランターで育てます。 植え付けは10月下旬〜11月ごろが適期です。庭に植える場合、あまり早く植えて冬季に葉を伸ばしすぎると、寒さで傷みやすくなります。 庭植えの場合は、酸性土壌を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を撒いて庭土と混ぜておきます。植え付ける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 鉢で育てる場合は、草丈が高くなりますので浅鉢は避けるようにします。 鉢植えの用土 市販の球根用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え付けの深さ 庭植えは5p、鉢やプランターに植える場合は3cmほど球根の上に土が被る程度にします。 株間 庭植えの場合は5〜10pの間隔にします。鉢植えは6号鉢に5〜6球を目安にします。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、連作を嫌いますのでアヤメ科の植物を栽培したことのない、日当たりと排水のよいところに植え付けます。 鉢やプランターで育てる場合も、日当たりのよいところで育てます。 日常の管理 鉢やプランターは、暖かくなってくると乾きやすくなりますので、鉢土の表面が乾いたらタップリと水やりをします。 花が咲きすすむと重みで倒伏しやすくなりますので、切り花にしないのであれば支柱をしてやる必要があります。 冬の管理 庭植えの場合、温暖地の場合でも強い霜が当たると傷みますので、霜が降りそうな寒い日は不織布や農ポリでトンネルをするなどして霜除けをしたほうが安心です。 鉢やプランターは、軒下など日の当たる暖かいところに移しておきます。 休眠期の管理 品種によるかもしれませんが、庭植えの場合、植えっぱなしにしておくと夏の高温多湿で球根が腐ることがありますので、葉が枯れたら球根を掘り上げた方が安心です。 掘り上げたら、陰干ししてからネットに入れて涼しいところで植え付け時まで保管します。 鉢やプランターで育てている場合は、掘り上げてもよいですし、秋の植え替え時まで、そのまま雨の当たらないところで保管しても差し支えありません。 ふやし方 よく分球しますので、分球して増やすことができます。 肥料 庭植えの場合は、庭土に窒素を控えた肥料を混ぜて耕し、その上に肥料分のない土を入れて植え付けます。追肥は不要です。 鉢やプランターに植える場合は、市販の球根用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、葉が出てきてから、液肥を月に1〜2回程度与えます。 用土を調整したときは、元肥は入れず、葉が出てきてから緩効性の固形肥料を置肥します。その後、1ヶ月ほどしたら同様に追肥をします。 病気・害虫 古い培養土を使ったり、水はけのよくないところに植えると腐敗病が発生することがあります。また、アヤメ科の植物を栽培した後に植え付けたり、窒素肥料を与えすぎると発生しやすくなります。発生した株は被害が広がらないようにすぐに抜き取っておきます。 |
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