ウインターグラジオラス

ウインターグラジオラスの花
写真 ウインターグラジオラス
撮影日 2009.10.31
栽培状況 プランターで栽培

科名・属名

アヤメ科
スキゾスティリス属

園芸分類

多年草

別名

スキゾスティリス
ストリームアイリス

原産地

南アフリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

10〜11月

【ウインターグラジオラスについて】

ウインターグラジオラスは、南アフリカ原産のアヤメ科スキゾスティリス属の多年草ですが、今はスキゾスティリス属からスペランサ属とされています。また、球根とされる場合がありますが、栽培した限りでは多年草の方が実態に即しているように思われます。

アヤメ科の植物には珍しく秋から咲き始め初冬にも咲きますので、その点で利用価値もあると思いますが、あまり流通していません。

なお、グラジオラスという名前が付いていますが、グラジオラスとは別属です。

【栽培メモ】

高温を嫌うとされていますが、そこそこ耐暑性があり栽培はそれほど難しくはありませんでした。

【ウインターグラジオラスの概要】

草丈

50〜60pほどです。

花径4pほどで、一般に流通しているコクシネアは赤色です。ピンクや白花もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性、耐暑性とも比較的強いと言えます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Hesperantha coccinea(= Schizostylis coccinea)

学名の説明

Hesperantha・・・・・ギリシャ語の hesperos(夜)+ anthos(花)が語源です。

Schizostylis・・・・・ギリシャ語の schizo(分離)+stylis(花柱)が語源です。

coccinea・・・・・「深紅色の」

【主な種類と品種】

赤花のコクシネアや白花のアルバが販売されていることがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

鉢植えで育てる場合は、用土を乾燥させないようにします。

植え付け

植え付けの適期は3〜4月ですが、ポット苗でしたら秋でも差し支えないと思われます。温暖地では、軽く霜除けをすれば冬を越せますので庭植えができますし、鉢やプランターでも育てることができます。寒冷地などでは鉢やプランターで育てます。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の三分の一程度のバーク堆肥(腐葉土)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

株間

庭植えの場合は10pほどとします。鉢植えは6号鉢に3株ほど植え付けます。

植え場所・置き場所

庭植えの場合は、夏は半日陰〜日陰になるような場所を選んで植え付けます。鉢植えの場合は、夏場以外は日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

乾燥を嫌いますので、用土を乾燥させないように管理します。

夏の管理

耐暑性は比較的ありますが、それほど強いというほどではありませんので、鉢やプランターは初夏になったら半日陰に、真夏は明るい日陰もしくは午前中少し日が当たるようなところに置くようにします。

夏場は鉢土が乾燥しやすいので、鉢やプランターで育てる場合は乾燥させないように注意します。庭植えの場合も晴天が続いて庭土が乾いてきたら水やりをします。

冬の管理

庭植えの場合は、花がひととおり咲き終わって葉が枯れたら地際で切り取り、軽く霜除けをしておきますます。

鉢植えの株は、霜の当たらない軒下などに置いておくと葉が全て枯れるということはありが、そのまま霜の当たらないところで春まで管理し、春に植え替えします。この間、乾燥させすぎないように土が乾いたら軽く水やりをします。

ふやし方

株分けで増やすことができます。また、手間はかかりますがタネを播いて増やすこともできます。

肥料

植え付け時に、緩効性肥料を与えます。また、生育期間中は、緩効性の固形肥料を定期的に置肥するか、もしくは2週間に1回程度液肥を与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

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