イチハツ

イチハツの花
写真 イチハツ
撮影時期 2005.4.29
撮影場所 野市町にて

科名・属名

アヤメ科
アヤメ属

園芸分類

宿根草

別名

一八

原産地

中国

用途

庭植え

花期

4〜5月

【イチハツについて】

イチハツは、中国原産のアヤメ科アヤメ属の宿根草で、花がいち早く咲くのでこの名前がついたと言われています。日本には、江戸時代に渡来しています。写真のように、外弁の基に白色の毛状の突起があるのが特徴です。

ハナショウブと比較すると乾燥に強く、昔は、かやぶき屋根の上に植えられていたことがあります。これは、イチハツが大風を防ぐと信じられていたためと言われています。

とても丈夫で、植えっぱなしにしておくと、いつの間にか株分けができるほどに生育します。

【栽培メモ】

庭に植えていますが、手間がかからずよく咲き、また、株もだんだんと広がっていきました。

【イチハツの概要】

イチハツの花

草丈

50pほどです。

花は青紫色で、花径は約10p程度です。白花もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があり丈夫です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Iris tectorum

学名の説明

Iris・・・・・ギリシャ語の iris(虹)が語源です。

tectorum・・・・・「屋根の」
※ 屋根の上に植えられていたことに由来します。

【主な種類と品種】

紫色の花が咲く品種が一般的ですが、白花もあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 株が混み合ってきたら、株分けを兼ねて植え替えます。

植え付け

花が終わった後に株分けして、庭やプランターなどに植えつけるのが一般的ですが、秋に植え付けてもかまいません。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

イチハツの花

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

水はけがよく、日当たりのよいところに植えつけます。ただし、やや湿った場所を好みますので、庭に植える場合は、西日が当たらない場所が適しています。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、夏場は半日陰に置いて鉢が乾きすぎるのを防ぎます。

植え替え

庭植えの場合は、3〜4年は植えっぱなしにできますが、株が混みあってきたら、株分けを兼ねて植え替えをします。

鉢やプランターに植えている場合は、2年に1回程度の頻度で植え替えをします。

日常の管理

花が終わった花茎は早めに切り取ります。そのままにしておくと、タネができて株が弱ります。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。

ふやし方

植え替えの時に、株分けをして増やすことができます。

肥料

春と秋、それに花後に置肥をしますが、あまり多く与える必要はありません。

病気・害虫

特にはありません。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。