アンドロシンビウム

アンドロシンビウムの花
写真 アンドロシンビウム
撮影時期 2024.1.21
栽培状況 鉢植え

科名

イヌサフラン科

属名

アンドロシンビウム属

学名

Androcymbium ciliolatum

園芸分類

秋植え球根

別名

(特にありません)

原産地

南アフリカ

主な用途

鉢植え

花期

12〜1月

【アンドロシンビウムについて】

アンドロシンビウムは、南アフリカケープ州のナマクアランドで発見されたイヌサフラン科アンドロシンビウム属の秋植え球根(多年草)です。これまで流通することはありませんでしたが、最近、タキイ種苗さんのカタログにキリオラツム(A.cilliolatum)が紹介されていました。

本種は、冬になって白く花弁のように見える苞葉の中にとても小さな花が咲きます。面白いのは、一つの球根から二つの芽が出て2球になり、年々倍に増えていくことです。

【栽培メモ】

耐寒性が弱いとされていますので鉢植えで育てています。冬が近づいてきたので、軒下に置いてあったところ苞葉が白くなってきて、年末にはその中に小さな花が咲きました。

花後、葉が枯れてきてから、鉢に植えたまま物置に置いてあったところ、秋になってから芽が出てきました。それから、日当たりのよいところに移し、徐々に水やりを始めたところ、前年より倍の芽が出て、よく咲いてくれました。

【育て方は下へ ↓ 】

【アンドロシンビウムの概要】

草丈

10pほどになります。

白く花弁のように見えるのは苞葉で、とても小さな花がその中に咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 (夏は休眠します。)

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Androcymbium・・・・・ギリシャ語の andros (雄性) + cymbe (舟)が語源です。

cilliolatum・・・・・「小さな繊毛のある」

【主な種類と品種】

この属の中では、キリオラツムが流通しています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 鉢植えにして、冬は室内で育てます。

植え付け

秋に球根を植え付けますが、耐寒性が弱く、また、冬に花が咲きますので鉢植えで育てます。

鉢植えの用土

山野草用の培養土に植えていますが、よく育っています。

アンドロシンビウムの花

置き場所

芽が出てきたら、日当たりのよいところに置きます。

植え替え

2〜3年に1回程度の頻度で秋に植え替えます。ただし、球根が倍々に増えていきますので、小さい鉢に植えた場合は、早めに植え替えます。

日常の管理

秋に芽が出てから、徐々に水やりを始めます。過湿になるとよくないようです。

休眠期の管理

春になって気温が高くなってくると休眠期に入りますので、雨のかからないところに置いて、秋の植え付けまで鉢に植えたまま保管してます。

冬の管理

耐寒性が弱いことと、1〜2月に花が咲くことから、冬が近づいたら室内に取りこみます。

肥料

芽が出てから、緩効性の固形肥料を与えます。

病気・害虫

今のところ特にはありません。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。