アガスターシェ |
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【アガスターシェについて】 |
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園芸として栽培されているアガスターシェは、メキシコなど北アメリカ大陸原産のシソ科カワミドリ属の宿根草ですが、耐寒性、耐暑性があまり強くないことから一年草とされることもあります。この属には、いろいろな種があり、アニスヒソップ (A. foeniculum) もその仲間ですし、日本にもカワミドリ(A. rugosa)が自生しています。 よく栽培されている種類は、カナ(A. cana)、オーランティカ(A. aurantiaca)、ルペストリス(A. rupestris)などの品種ほか、種間交配種も出ています。 タネから育てることができ、種苗会社のカタログにもいくつか載っています。また、春に苗が販売されていますので、これを買って育てれば容易に花を楽しむことができます。 【栽培メモ】 春にタネを播いたものの株が十分な大きさまで育たなかったので、その年には満足するような花が咲きませんでした。 最下段の写真は、秋まきにして、冬場、農ポリでトンネルをしたものです。冬を越すと、翌年には株も充実して本来の美しい花が咲きました。 また、上の3枚の写真は、秋播きにした後、ポリポットに植えたまま無加温のビニールハウスで育て、春に花壇に定植したものです。こちらもよく咲いてくれました。もっとも、2018年は猛暑だったこともあり、花壇に植えた株は、花後、枯れてしまいました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【アガスターシェの概要】 |
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草丈 60〜90pほどになりますが、早めに摘芯をすればもう少し低くなります。葉には芳香があります。 花 (主な種類と品種を参照してください。) 'アルカドピンク'(2018.6.1) 耐寒性・耐暑性
夏場の高温多湿が苦手で、蒸れに弱い性質があります。耐寒性もそれほど強くありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やや難しい ※ 苗から育てる場合 :やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Agastache・・・・・ギリシャ語の aga(非常に)+ stachys(穂)が語源です。 cana・・・・・「灰色の」 aurantiaca・・・・・「橙色の」 rupestris・・・・・「岩に生ずる」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 秋まきの場合、無理に秋に植え付けないで、フレームなどで苗を育て、春に定植した方がよい結果が得られます。 タネまき タネから育てる場合は、発芽適温が20〜25度と高めですので、4月中旬以降に播いた方が無難です。低温では発芽が遅れ、よい結果が得られません。 ただし、高温多湿が苦手ですので、関東以西の温暖地では、春播きにして花壇に植えると花が咲かないうちに夏に枯れてしまうことが多くなります。 そこで、関東以西の温暖地では、簡易温室やフレームがあれば秋まきの方がよい結果が得られます。ただし、播く時期が遅くなると、十分育たないうちに冬が来ますので、9月中旬〜下旬には播くようにします。 箱まきにして、覆土はタネが隠れる程度にします。 発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替えて苗を育てます。 ‘アリゾナサンドストーン’(2018.5.25) 植え付け 苗が育ち、ポットの底に根が回ってきたら、根を傷めないようにして定植します。秋まきにして花壇に植える場合は、簡易温室などの設備があれば無理に秋に植え付けないで、フレームなどで苗を育てて春に定植した方が無難です。 園芸店やホームセンターなどには、春に苗が販売されていますので、これを買って花壇やプランターなどに植え付けるとあまり手間をかけずに楽しめます。 花壇に植えつける場合は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、化成肥料と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 花壇に植える場合は、20〜25p程度とします。60cmのプランターの場合は、3株が目安です。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢に植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 日常の管理 草丈を低く抑えるために、摘芯をすると花付きも多くなります。 写真の株もそうですが、タネを播いた翌年には花がたくさん咲きますが、花が咲いた後に枯れてしまいましたので、株の寿命はそれほど長くないようです。 夏の管理 花がひととおり咲き終わったら、夏が来るまでに切り戻しをしておきます。関東以西の温暖地では、花壇に植えた場合は、それでも枯れてしまうことが多くなります。 鉢やプランターに植えている場合は、半日陰に移します。 ‘ヒータークイーン’(2016.6.11) 冬の管理 耐寒性はあまり強くありませんので、秋にタネを播いて年内に花壇に定植したときは不織布などでトンネルするなどして霜除けをします。鉢やプランターも、霜の当たらない軒下などで育てます。 肥料 花壇に植える場合は、化成肥料を1u当たり30〜50gほど撒いて腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜて植え付けます。後は、暖かくなったら化成肥料を追肥として与えます。 鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性肥料を施し、春に緩効性の固形肥料を置肥するか、もしくは、1週間〜10日に1回程度液肥を与えます。 病気・害虫 特にないようですが、花壇に植えた場合は、夏場に蒸れて枯れることがあります。種類にもよりますが、温暖地では発生しやすいです。 |
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