赤花除虫菊 |
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【赤花除虫菊について】 |
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単にジョチュウギクと言えば、蚊取り線香の原料として栽培されたキク科ヨモギギク属のシロバナムシヨケギク(Tanacetum cinerarifolium)のことですが、園芸用としては、同属で西南アジア原産の赤花除虫菊(T. coccineum)の方が主に栽培されています。 赤花除虫菊は、春まき二年草(秋播き一年草)もしくは多年草ですが、温暖地では花後には枯れてしまい宿根することは容易ではありません。なお、赤花という名前がついていますが、最も入手しやすいロビンソンミックスのタネを播いて育てると赤花のほかピンクや白花も咲きます。 【栽培メモ】 耐暑性がやや弱いので、秋に播いて12月中旬に花壇に植えたところ、よく育って予想以上にきれいに咲いてくれました。ただし、花が咲いた株は、夏には枯れてしまいました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【赤花除虫菊の概要】 |
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草丈 シロバナムシヨケギクは30〜40p程度ですが、赤花除虫菊は80〜100pほどになります。 花 赤花除虫菊は、その名前から赤花と思い込みがちですが、赤、桃色、白色があります。 花は大きく、花茎7〜8cmほどになります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性はありますが、耐暑性はあまり強くありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合 :やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 tanacetum・・・・・ギリシャ語の anthanasis(不死の、不滅の)に由来します。 coccineum・・・・・「深紅色の」 |
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【主な種類と品種】 |
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赤、ピンク、白の花色がミックスされた‘ロビンソンミックス' のタネが販売されています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 秋まきの場合は、播く時期が遅くならないようにします。 タネまき 通常は、春まきで開花は翌年になります。関東以西の温暖地であれば秋まきで開花させることができます。発芽適温は15〜20度程度ですので、春まきは4月ごろ、秋まきは9月中旬〜下旬ごろに播きます。覆土は5mmほどにします。 秋まきの場合は、播く時期が遅れると定植する時期までに苗が十分に育たない恐れがありますので、播く時期が遅くならないようにします。 発芽後、本葉が3〜4枚になったらポリポットに植え替えて、苗を育てます。 植え付け ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。温暖地の場合で、春播きにして花壇で育てる場合は、3号ポットから4号ポットに植え替えて、ポットに植えたまま涼しいところで夏を越させ、涼しくなってから定植します。 なお、赤花除虫菊は、ある程度の大きさになった状態で冬の低温に当たらないと花芽ができませんので、花壇に植える場合は、秋まきの場合でも年内には定植します。 酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて庭土に混ぜておきます。 植え付ける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 苗から育てる場合は、秋や春先に園芸店やホームセンターなどに出回りますので、これを買って植え付けます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 思いのほか株が大きくなりますので、花壇に植える場合は30p程度とします。60cmの標準のプランターの場合は3株が目安です。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。ただし、夏場は半日陰〜明るい日陰の涼しいところに置きます。 日常の管理 開花時になると、花茎が伸びて風で倒伏しそうになりますので、必要な場合は支柱を立てておきます。 花が終わったら株が蒸れないように切り戻しをしておきます。ただし、温暖地では、それでも開花後の夏越しは容易ではありません。 冬の管理 耐寒性がありますので、温暖地では花壇に植えても霜除け等は必要ありません。 冬には、地上部が枯れてきますが、春になると芽を吹いてきます。 肥料 花壇に植える場合は、化成肥料を1u当たり50gほど撒いて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。 鉢植えの場合は、元肥に緩効性肥料を施し、生育期間中に2週間に1回程度液肥を与えます。 病気・害虫 アブラムシがつくことがあります。また、夏の高温期に根腐病で枯れてしまうことがあります。 |
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