アイノカンザシ

アイノカンザシの花
写真 アイノカンザシ
撮影時期 2004.4.11
栽培状況 開花株購入

科名

クノニア科

属名

エリカモドキ属

学名

Bauera rubioides

園芸分類

常緑低木

別名

バウエラ、エリカモドキ

原産地

オーストラリア東部

主な用途

鉢植え

花期

3〜4月

【アイノカンザシについて】

アイノカンザシ(愛のかんざし)は、オーストラリア原産のクノニア科エリカモドキ属の低木です。バウエラとも言いますが、ピンクのかわいい花が咲きますので一般にはアイノカンザシとして流通しています。

オーストラリア原産の花木の多くがそうであるように、この木も日本の気候風土の中では少し栽培が難しいように思われます。特に、夏の高温多湿を苦手にします。

【栽培メモ】

購入したものは、花はよく咲いてくれましたが。夏には元気がなくなり枯れてしまいました。栽培環境がよくなかったのかもしれませんが、温暖地の夏の気候が苦手のようです。

それでも、一年ものと思えば十分に花が楽しめました。

【育て方は下へ ↓ 】

【アイノカンザシの概要】

樹高

園芸店やホームセンターなどでは30pほどのものが一般的ですが、現地では大きくなると2mほどになるようです。

花径2pほどの小さな花です。花色はピンクです。

アイノカンザシの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 やや弱い

暑さ、寒さに弱いので夏と冬の管理に注意が必要です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)かなり難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Bauera・・・・・オーストラリアの植物画家 Ferdinand Lucas Bauer への献名

rubioides・・・・・「アカネ属に似た」
※ アカネ属(Rubia)は、赤を意味するラテン語の ruber に由来します。

【主な種類と品種】

エリカモドキ属で流通しているのは本種だけのようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

過湿を嫌いますので、やや乾燥気味に育てます。

植え付け

通常、春に花の咲いたものが売られていますので、これを買って育てます。過湿に弱く耐寒性も弱いので鉢植えでの栽培になります。

購入した株の鉢が小さすぎて根詰まり気味のときは、根鉢を崩さないようにして、一回り大きい鉢に植え替えます。

アイノカンザシの花

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。市販の培養土にパーライトを2割ほど加えた用土が一例です。

置き場所

秋から春は、日当たりのよいところで育てます。

植え替え

なかなか植え替えをするまで育てることが難しいですが、夏と冬を越すことができれば、4月頃に植え替えをします。

あまり根鉢を崩さないようにして、一回り大きい鉢に植え替えます。

日常の管理

過湿を嫌いますので、やや乾燥気味に育てます。特に、梅雨時の長雨に注意します。

夏の管理

高温多湿に弱いので、夏は、風通しのよい半日陰もしくは明るい日陰に置きます。

冬の管理

耐寒性が弱いので室内に取り込み、水やりは少なめにします。温暖地の場合は軒下でも大丈夫ですが、特に寒い日は室内に取り込んだ方が安全です。

肥料

春と秋に液肥を2週間に1回程度与えるか、緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはないようですが、夏の高温多湿で枯れることがよくあります。

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