アフェランドラ

アフェランドラの花
写真 'ダニア'
撮影時期 2019.6.29
栽培状況 開花株購入

科名

キツネノマゴ科

属名

アフェランドラ属

学名

Aphelandra squarrosa

園芸分類

非耐寒性常緑低木

別名

キンヨウボク

原産地

ブラジルなど中南米の熱帯〜亜熱帯

主な用途

鉢植え

花期

6〜9月

【アフェランドラについて】

アフェランドラ属はブラジルなど中南米の熱帯から亜熱帯に150種以上が分布しています。この中で、園芸店やホームセンターなどでよく見かけるのは、ブラジル原産のアフェランドラ・スクアロサ(Aphelandra squarrosa)の園芸品種の‘ダニア’です。通常、アフェランドラといえば本種を指します。

この‘ダニア’は、白い葉脈がとても印象的でよく目立ちますし、黄色の花が咲きます。耐寒性はありませんが、極端に弱いということはなく、室内に取り込めば冬を越すことができます。

【栽培メモ】

水切れを嫌うので、夏場の水やりが少し手間でした。2020年の1〜2月は暖冬でとても暖かかったので、土間に置いてありましたが、葉を落とすことなく冬を越して、翌年も楽しませてくれました。

【育て方は下へ ↓ 】

【アフェランドラの概要】

樹高

本種は2mほどになるようですが、園芸品種の‘ダニア’は矮性で、園芸店やホームセンターなど園芸店で見かけるのは30〜40pほどです。

一見して花のように見えるのは苞で、花は密に重なった苞の間から出てきます。

アフェランドラの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

高温多湿を好み、耐寒性はありません。それでも、最低でも5度程度あれば冬を越せます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Aphelandra・・・・・ギリシャ語の apheles(単性)+ andro(雄の)が語源です。

squarrosa・・・・・「ざらざらした」、「ちじれた」

【主な種類と品種】

'ダニア'
A. squarrosa cv. Dania

葉脈に白色の模様がくっきりと入る美しい品種です。花は黄色です。

'シルバークラウド'
cv. Silver Cloud

葉の銀白色の部分が広く入る品種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 水切れさせないようにします。

植え付け

通常は、園芸店やホームセンターなどで開花株を買って育てることになりますが、耐寒性が弱いので、鉢植えでの栽培になります。

鉢植えの用土

赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、軽石砂(パーライト)を6:3:1程度に混ぜた用土など、水はけのよい用土を使います。

置き場所

11〜4月は、日当たりのよい窓辺に置いて、レースのカーテン越しの日が当たるところに置きます。

暖かくなったら戸外に出してもかまいませんが、強い直射日光が当たると葉やけを起こしますので、5月〜10月は明るい日陰に置きます。

アフェランドラの花

植え替え

植え替えは、5〜9月のうちに行います。鉢から抜いて、表土と根鉢土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、少し多めに古い土を落として植え替えます。

日常の管理

水切れを起こすと下葉が傷みますので、鉢土の表面が乾ききらないうちに、たっぷりと水やりをします。

花が終わったら、茎を半分程度に切り戻します。ただし、購入した年は茎が伸びていませんので、花穂を切り取る程度にしておきます。

冬の管理

耐寒性がありませんので、寒くなって来たら室内に取り込みます。水やりは少なくしますが、鉢土が乾いてきたら晴れた日の午前中に水やりをします。

ふやし方

繁殖は挿し木が可能で、5〜8月にバーミキュライトとパーライトを同程度に混ぜた用土などに挿します。

肥料

4〜10月ごろに、月に2回程度液肥を与えるか、緩効性の固形肥料を1ヶ月に1回ほど置肥します。

病気・害虫

カイガラムシやアブラムシが付くことがあります。

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