アマドコロ |
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【アマドコロについて】 |
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アマドコロは、日本の山野に広く群生しているキジカクシ科アマドコロ属の宿根草です。地下茎がトコロに似ていて、茎に甘味があるのでその名前が付いていますが、薬草としても利用されています。 50cmほどの茎が弓なりに立って、楕円形の葉が互生します。そして、春には葉腋から筒状の白い花が咲きます。通常、栽培されるのは斑入り品種で、切り花や庭園用に使われますが、最近は鉢物にも仕立てられています。 なお、近縁のナルコユリ(P. falcatum)も日本に自生しますが、園芸店などで手に入るのはほとんどがアマドコロです。見分け方が難しいと言われていますが、「4月ごろに早く咲く」、「花が1〜2個付く」のは、まず、アマドコロと考えて差し支えないかと思います。 【栽培メモ】 耐寒性、耐暑性とも強くて丈夫な宿根草ですので、栽培は容易です。もっとも、夏の西日が長く当たるところに植えた株は、あまり生育がよくなく、そのうちになくなってしまいました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【アマドコロの概要】 |
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草丈 50pほどになります。 花 葉腋から筒状の白くて小さな花が垂れ下がるようにして咲きます。果実は小さな球形で、熟すと黒くなります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Polygonatum・・・・・ギリシャ語の polys(多い)+ gonu(節、膝)が語源です。 odoratum・・・・・「匂いのある」、「芳香のある」 pluriflorum・・・・・「多花の」 falcatum・・・・・「鎌状の」、「鎌形の」 |
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【主な種類と品種】 |
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斑入り品種がよく栽培されています。ナルコユリとして売られているものも、このアマドコロである場合があります。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 夏の西日が当たるところは避けるようにします。 植え付け 通常は、春に園芸店やホームセンターなどでポット苗が販売されていますので、これを買って育てます。庭に植えても、鉢やプランターでの栽培にも向いています。株分けしたものは、芽が出る3月頃と秋の10〜11月頃が植え付けの適期です。 庭に植えるときは、直径と深さが30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と緩効性の化成肥料を少し入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの場合は、5〜6号鉢程度に植えつけます。 鉢植えの用土 鉢やプランターに植える場合は、市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、どちらかと言うと半日陰が適しています。特に、夏の西日が当たるところは避けるようにします。半日陰でも花はよく咲いてくれます。 鉢やプランターも、半日陰になるところに置いて育てます。 植え替え 庭に植えた場合は、4〜5年は植えっぱなしにできますが、株が混みあってきたら、3月又は11月頃に株分けを兼ねて植え替えます。 鉢植えは、2年に1回程度を目安に、庭植えと同じ時期に植え替えます。 日常の管理 鉢植えは、鉢土の表面が乾いたら水やりをします。 冬の管理 冬には地上部が枯れますので、冬が来たら地際から切り取っておきます。 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えた場合は、水やりは少なくします。 ふやし方 通常は、春先又は秋の植え替え時に株分けをして増やします。 肥料 庭植えの場合は、ほとんど必要としませんが、与えるなら3月頃に緩効性の化成肥料を株の周りに撒いて庭土になじませておきます。鉢植えの場合は3〜4月と9月に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 大きな被害を与えるようなものは特にありません。 |
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