アメリカセンノウ |
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【アメリカセンノウについて】 |
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アメリカセンノウは、中央アジアが原産のナデシコ科センノウ属の多年草です。もっとも、最近の温暖化の影響で、関東以西の温暖地では開花後の夏に枯れることが多くなりましたので、二年草の扱いになるように思われます。 園芸店やホームセンターで苗を見かけることはないですが、タネが販売されていますのでタネを播いて育てることができます。 原産地は中央アジアですが、何故アメリカセンノウというのかよくわかりません。なお、学名のリクニス・カルセドニカと呼ばれることもあります。 【栽培メモ】 センノウ類の中では比較的育てやすい草花と言えますが、秋播きの場合は、通常の栽培では翌春に開花するところまで育ちにくかったです。 春播きにして、秋に花壇やプランターに定植したところ、翌年の春によく咲いてくれました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【アメリカセンノウの概要】 |
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草丈 草丈は50〜60pほどです。 花 株基から長い花茎が伸びて、その先に2.5pほどの小さな花がボール状になって咲きます。花色は赤、赤橙色、桃色、白花があります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いですが耐暑性はやや弱く、花後には枯れることが多くなります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Lychnis・・・・・・ギリシャ語の lychnos(炎)が語源です。 chalcedonica・・・・・ギリシャの地名カルセドン(Chalcedon)に由来するとされています。 |
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【主な種類と品種】 |
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以前に「サカタのタネ」から花色がミックスされたタネが出ていました。また、「国華園」からは ”バーニングラブ” という品種のタネも出ていました。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 温暖地の場合は、二年草としての栽培に適しています。 タネまき 発芽適温は20度前後ですので、春まきは3月下旬〜4月に、秋まきは9月中旬〜10月上旬ごろに箱まきします。秋播きでは、翌春に開花させるのは難しいので、温暖地の場合は、春播きが適しています。 覆土は5ミリ程度とします。発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替えて育苗します。 植え付け ポットの底に根が回ったら花壇やプランターに定植します。秋まきの場合は、寒くなる前に根を十分に張らせる必要がありますので、定植が遅れないようにします。 温暖地の場合、鉢やプランターで育てる場合は、ポットの底に根が回ったら植え付けても差し支えありませんが、花壇に植える場合は、ポリポットに植えたまま涼しいところで夏を越し、秋に定植した方がよい結果が得られます。 酸性土壌を嫌いますので、花壇に植えつけるときは、植え付け前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。 植え付けの際、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 花壇に植えるときは20cmほどにします。60cmの標準のプランターの場合は、3〜4株が目安です。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよいところに植え付けます。ただし、暑さにはそれほど強くないので、花壇に植える場合は、午後は日陰になるようなところが最適です。 プランターなどで育てる場合も、日当たりのよいところで育て、夏は半日陰に置くようにします。 日常の管理 あまり分枝しないので、茎が数pほど伸びたら摘芯をすると枝数が増えます。 花が終わったら花茎を切り取っておきます。 冬の管理 耐寒性がありますので、霜除け等は必要ありません。 肥料 花壇に植えるときは、化成肥料を1u当たり30gほど施し、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。 鉢やプランターは、植えつけ時に緩効性の肥料を与え、暖かくなってきたら、液肥を月に2〜3回与えます。 病気・害虫 アブラムシがつきやすいので、オルトランなどで予防します。 |
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