アブチロン |
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【アブチロンについて】 |
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アブチロンは、中南米から熱帯アジア原産のアオイ科イチビ属の常緑低木です。この属の中で、庭植えでよく見かけるのは、比較的耐寒性のあるウキツリボクと呼ばれる種類です。 一方、園芸店やホームセンターなどでよく見かけるのは、コンパクトな小低木で、フヨウの花を小さくしたようなアオイ科特有の花がうつむき気味咲く種類です。通常、アブチロンと言えばこれらの種類を指しますが、イチビ属の原種を交配して育成されたもので、耐寒性が弱いこともあって鉢植えで育てるのに向いています。 なお、アブチロンは苗木を購入して育てるのが一般的ですが、タネから容易に育てることができます。 【栽培メモ】 以前に‘ベラ’という品種のタネを播いて育てたことがありますが、育苗は容易で、春播きにして2年目になってよく咲いてくれました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【アブチロンの概要】 |
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樹高 園芸店やホームセンターなどで見かける矮性種は30〜50pほどで、たくさん花をつけるので鉢植えにも適しています。 花 (主な種類と品種を参照してください。) 耐寒性・耐暑性
アブチロンは熱帯性の植物ですので耐暑性は強いですが、ウキツリボクを除くと耐寒性はありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Abutilon・・・・・この属の植物のアラビア名 awbutilon に由来します。 hybridum・・・・・「雑種の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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ここでは、園芸店やホームセンターなどでよく見かける小型のアブチロンの育て方を記載しています。 栽培のポイント ※ 耐寒性が弱いので、通常は鉢やプランターに植えて育てます。 ※ 翌年も育てる場合は、冬の保温をしっかり行います。 タネまき アブチロンの中にはタネが販売されている‘ベラミックス' などの品種がありますので、タネから育てることができます。 気温が高くなる4月下旬になってから、ポリポットに直接播きます。 植え付け 通常は、春になると園芸店やホームセンターなどに鉢植えに向いた小型のアブチロンが出てきますので、これを買って育てます。 植えられている鉢が小さい場合が多いので、この場合は、根鉢をあまり崩さないようにして一回りか二回り大きい鉢に植え替えます。 ポットに播いて育てた苗は、ポットの底に根が回ったら鉢に植え付けます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものが一般的です。 置き場所 日当たりがよく、風通しのよいところが適しています。日当たりが悪いと花付きが悪くなります。 夏場は半日陰に置いて強光を避けるとともに、鉢土の乾燥をやわらげて水やりの負担を少なくします。 植え替え 冬を越した株は、4月になったら植え替えをします。鉢から抜いて古い用土を三分の一ほど落として、一回り大きい鉢に植えます。 日常の管理 鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。 剪定 樹形が乱れているときは、植え替え時に剪定をします。また、伸びすぎた枝は、適宜に切り戻しをします。 冬の管理 ウキツリボクよりは耐寒性が弱いので、冬は室内で管理する必要があります。冬場は、水やりを控え、乾燥気味に管理します。 温暖地の場合は、葉が落ちてしまいますが、霜の当たらない軒下でも大丈夫です。ただし、寒さが特に厳しいときは室内に入れた方が安心です。 ふやし方 タネから育てるほか、挿し木で増やすことができます。剪定したときに切った枝などを使って挿します。 肥料 花は春から秋まで途切れることなく咲き続けますので、生育期間中は肥料切れさせないようにします。 緩効性の固形肥料を定期的に置肥をするか、液肥を10日に1回程度与えます。 病気・害虫 アブラムシがつきやすいので早めに駆除する必要があります。オルトラン粒剤を撒いておくと防除が楽になります。 |
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