アスチルベ |
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【アスチルベについて】 |
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アスチルベはユキノシタ科チダケサシ属の宿根草です。この属は、日本、中央アジア、北アメリカに12種ほどが分布していて、日本にもアワモリショウマ(A.japonica)やチダケサシ(A.microphylla)などが自生しています。 園芸上、単にアスチルベというと、アレンジーハイブリッド(Astilbe × arendsii)と呼ばれる系統の品種群を指す場合が多いようです。大株になって、花がたくさん咲くととても美しいので、人気のある宿根草のひとつです。 耐寒性が強く、また、強いとまでは言えませんが耐暑性もそこそこありますので、庭植えは勿論、鉢やプランターでも夏の水やりを忘れなければ、比較的育てやすい宿根草です。 ただし、やや夏の高温多湿に弱いので、温暖地の場合は、夏の西日を避けた方が賢明です。 【栽培メモ】 庭には適地が少なく、ほとんどの株を鉢やプランターで育てています。午前中だけ、もしくは午前中と午後は少しだけ日の当たるところに置いていますが、夏の暑さを乗り切っています。ただし、温暖地で育てているせいか大株になりにくいと言えます。 また、鉢やプランターで育てていると、植え替えをしないと生育が悪くなる品種もありますので、基本的に、毎年、植え替えをしています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【アスチルベの概要】 |
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草丈 草丈は、高性種と矮性種があり、高性種は1m、矮性種は30pほどです。 花 アスチルベの花は、5月下旬から初夏にかけて、あわ粒のような小さな花が長く伸びた花穂に一杯に咲きます。 洋風の庭にも、和風の庭にも違和感がなく利用価値の高い宿根草です。単独で植えてもよくまた、群植するとさらに見栄えがよくなります。 花色は、白、ビンク、赤があります。 耐寒性・耐暑性
耐暑性があるとは言え、やや高温多湿を苦手とします。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Astilbe・・・・・ギリシャ語の a(無)+ stilbe(光沢)が語源で、「光沢のない」という意味です。 arendsii・・・・・アレンジーハイブリッドの育成者であるドイツのゲオルク・アレンズへの献名 |
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【主な種類と品種】 |
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種間交配が盛んに行われ、たくさんの品種があります。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 庭に植える場合は、夏の西日を遮れるようなところに植えつけます。 ※ 鉢植えは、花後は、半日陰の涼しいところで管理します。 庭の植え付け 春と秋に苗が販売されています。丈夫な宿根草で土質を選びませんが、有機質の多い肥沃な土壌を好みますので、庭植えにする場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を十分に入れて庭土とよく混ぜ合わせてから植えつけます。 また、春には、園芸店やホームセンターなどで開花株が売られていますが、小さな鉢に植えられていることが多いので、この場合は、花後に、根鉢をあまり崩さないようにして植え付けます。 鉢の植え付け 鉢植えで育てる場合、小さな鉢に植えられていて根詰まり気味のときは、根鉢を崩さないようにして一回りもしくは二回り大きめの鉢に植え付けます。 用土は、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものが一例です。 植え替え 庭植えの場合は、植えてから4〜5年に一回、3月か10月に株分けして植え替えます。その際、一株当たり3〜4芽付けて分けます。 鉢植えの場合は、小さめの鉢に植えた場合は毎年、大きい鉢やプランターでも2年に1回は植え替えが必要です。 もっとも、温暖地の場合は、鉢植えは毎年植え替えをしないと、水はけが悪くなって翌年の生育が悪くなりますので、10月に植え替えるようにします。 株間 2年目以降、株が大きくなりますので、庭植えの場合は、間隔を30p程度にして植えつけます。 植え場所・置き場所 高温と強光を嫌いますので、温暖地では、庭に植える場合は、夏の西日が当たるところは避けるようにします。 鉢植えの場合は、春に芽が出てから開花まで、そして、秋は日当たりのよいところに置きます。 日常の管理 乾燥に弱いので、鉢やプランターで育てている場合は、夏場、乾燥させすぎないように、鉢土の表面が乾いてきたらたっぷりと水をやります。ただし、あまり過湿にすると根腐れを起こすことがありますので注意します。 花の色があせてきたら、花茎を摘み取っておきます。 夏の管理 鉢やプランターで育てている場合は、半日陰の涼しいところに置きますが、真夏は明るい日陰でもかまいません。 冬の管理 地上部が枯れたら、地際で枯れ枝を切り取っておきます。耐寒性が強いので、霜除けは必要ありません。 鉢植えの場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。 肥料 多肥にする必要はありません。庭植えの場合は、芽が出始めるころと秋に、緩効性肥料を株の周りに与えますが量は控えめにします。 鉢植えの場合は、春先と秋に緩効性の固形肥料を与えるか、3〜5月と10月頃に、月に1〜2回程度液肥を与えます。 病気・害虫 特にありません。 |
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