アスター |
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【アスターについて】 |
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アスターと言う場合、園芸上は、一般的にはエゾギク(Callistephus chinensis)を指してこう呼んでいますが、エゾギクはシオン属(アスター属)ではありません。アスターとして流通しているのは、中国原産のキク科エゾギク属の春(秋)まき一年草で、1属1種です。 和名はエゾギクですが、北海道には自生してなく、また、日本に伝わったのも江戸時代に当時の薩摩から伝わったと言われていて、なぜエゾギクという名前が付いたのか奇妙ではあります。 アスターは、夏ギクにはないブルーや青紫の花もあり、特に切り花としての利用価値が高い花です。そのせいか、切り花でよく見かけます。連作を極端に嫌うことで知られており、一度植えたところは、少なくても5年は空けたほうがよいと言われています。 【栽培メモ】 高温多湿に弱く、開花時期がやや遅いことから、春まきの場合は、あまりよい結果が得られませんでした。春まきの場合は、室内で保温して早く播き、早く定植する必要があります。それでも、このところの温暖化の影響でしょうか、温暖地の場合、庭植えにすると、開花時期が来るころに立枯病が出やすいように思われます。 秋まきにして、冬場はポットに植えたままビニールハウスの中で冬を越し、春先に花壇に定植したところ、比較的よく咲いてくれました。また、年内に花壇に定植したときは、不織布でトンネルをして育てたところ、こちらもよく咲いてくれました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【アスターの概要】 |
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草丈 50p〜1m程度になります。 花 花色は非常に多彩で、白、黄、桃、赤、緋赤色、青、紫などの他、複色花もあります。 花径は5p程度ですが、大輪になると8pになる品種もあります。 耐寒性・耐暑性
比較的冷涼な気候を好み、高温多湿になると立ち枯れ病が発生しやすくなります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:(温暖地の場合)やや難しい ※ 苗から育てる場合:比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Callistephus・・・・・ギリシャ語の calli(美しい)+ stephos(冠)が語源です。 chinensis・・・・・「中国の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 温暖化が進む現状からすれば、関東以西の温暖地では秋まきが適しているように思われます。 ※ 連作と酸性土壌を嫌います。 タネまき 一般には3〜4月に播きますが、発芽適温は20度くらいですので、早く播く場合はフレーム又は室内で播くようにします。温暖地の秋まきは、9月中旬から10月上旬が適期です。育苗中に立枯病が発生しやすいので、清潔な用土を使用します。 移植を嫌いますので、2.5号(7.5p)程度のポリポットに直接播き、覆土は5oほどにします。 発芽後、本葉が出たら間引きをして丈夫な苗を1本残し、薄めの液肥を与えながら苗を育てます。 植え付け 酸性土壌を嫌いますので、花壇に植えるときは、あらかじめ苦土石灰を1u当たり150gほど撒いて耕しておきます。 本葉が6〜7枚になったら花壇やプランターなどに定植します。 花壇に定植するときは、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。 植え場所・置き場所 アスターは連作を嫌いますので、庭植えの場合、同じ場所に植えるには数年は空けるようにします。 過湿に弱いので、花壇に植えるときは高うねにして水はけをよくしておきます。また、日当たり、風通しのよいところに植え付けます。 鉢やプランターに植える場合は、日当たりのよいところに置いて育てます。 株間 花壇に植えるときは15〜20pの株間とします。鉢植えでは6〜7号鉢に3株が目安です。 日常の管理 草丈が伸び、開花近くになってくると、風雨で株が倒伏しやすくなりますので、こうした場合は、支柱を立てて倒伏を防ぎます。そのままにしておくと、花首が曲がって見栄えが悪くなります。 終わりかかった花は、早めに摘み取っておきます。また、下葉が枯れてきたら、取り除いておきます。 冬の管理 秋まきにして年内に花壇に定植した場合は、不織布でトンネルをするなどして霜除けをします。秋に定植せず、フレームなどで育て、春先に定植する方法もあります。 肥料 花壇に植えるときは、化成肥料を1u当たり50gほど施し、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜてから植え付けます。1ヶ月ほどしたら後は、蕾が見える頃まで月に1回ほど化成肥料を追肥として与えます。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、1週間に1回程度液肥を与えるか、緩効性の固形肥料を定期的に置肥します。 市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 立枯病が発生したら、早めに株を抜き取って処分します。また、アブラムシが付くと花芽が萎縮しますので注意します。 |
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