アジュガ |
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【アジュガについて】 |
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アジュガというのは、通常、セイヨウキランソウと呼ばれるシソ科キランソウ属のアジュガ・レプタンス(Ajuga reptans)から育成された園芸品種を指しますので、ここでも、そのようにしています。 この属にはアジアの熱帯、温帯に約40種が分布していますが、日本でも、ジュウニヒトエ(A. nipponensis)やヒイラギソウ(A. incisa)が自生しています。 アジュガは比較的耐寒性があり、霜に当たらなければ冬でもつややかな葉をつけていますし、耐陰性が強く、あまり日当たりのよくないところでも十分に花が咲きますので、こうした場所には利用価値が高い宿根草です。 少し地味ではありますが、穂状に咲く花もなかなか捨てがたい魅力があります。特に、まとめて植え付けると見応えがあります。また、斑入りのきれいな葉を持つ品種もありますので花のない時期でも楽しめます。 【栽培メモ】 丈夫な宿根草ではありますが、これは、私の住んでいる香南市野市町のような温暖地でのことかもしれませんが、夏場に蒸れて枯れてしまうことがあります。ですので、庭植えの場合は日当たりのよい場所は避けるようにしています。 また、密植すると蒸れやすくなりますが、たくさん花を咲かせようと、まとめて植え付けたため蒸れて枯れ込んだことがありました。しかし、それはそれでやむを得ないことと割り切っています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【アジュガの概要】 |
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草丈 ロゼット状の葉で地表を覆い、広がる力が強いので、グランドカバーとしてよく利用されます。 花が咲いたときは、20〜30pほどの高さになります。 花 写真のように青紫やピンクの小さな花を密につけて穂状に咲きますので、捨てがたい魅力があります。 また、青葉種の他に斑入り葉もあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性があり、耐暑性もそこそこあります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Ajuga・・・・・ギリシャ語の a(無)+ jugos(くびき)が語源です。 reptans・・・・・「ほふく性の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 日当たりのよすぎるところよりも、半日陰が適しています。 ※ 庭植えの場合は、スペースを取って植え付けます。 植え付け 園芸店やホームセンターなどで、あるいは、種苗会社のカタログなどから苗を購入して植えつけます。時期は春でも秋でも可能です。 ほふく性で横に広がりますので、庭に植える場合は、そこそこの広さを必要とします。鉢やプランターに植える場合は、径の大きな浅型のプランターが適しています。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20pほどにしますが、狭くするとそれだけ早く株が混みあってきますので、余裕があればもう少し広くしたいところです。 植え替え 庭植えの場合は、4〜5年たって株が込み合ってきたら、株分けを兼ねて、花後又は秋の10〜11月に植え替えます。 鉢やプランターに植えた場合は、鉢が小さいときは毎年、大きめの鉢やプランターに植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。鉢やプランターを大きくしたくないときは、株分けをします。 植え場所・置き場所 1日中日の当たるところより、半日陰の方が適しています。日当たりのよくないところでもよく育ちます。逆に、強い西日が当たるようなところは避けるようにします。 また、水はけがよくても、乾きすぎないような場所なら土質は選びません。 鉢やプランターに植えた場合は、春と秋は半日陰に、夏は明るい日陰に置くようにします。 日常の管理 鉢やプランターに植えている場合は、過湿は避けますが、あまり乾燥させすぎないようにします。また、できれば、花の終わった花茎は、早めに切り取るようにします。 冬の管理 比較的耐寒性がありますので、温暖地の場合は霜よけなどは必要ありませんが、寒冷地の場合は霜除けをします。 温暖地でも霜に当たると葉が枯れることがありますが、春になると芽を出してきます。 鉢植えは、霜の当たらないところに置いた方が無難です。 ふやし方 匍匐茎(ランナー)が出ますので、これを切り取って植えつければ簡単に増やすことができます。 肥料 庭に植えた場合は、肥料は必要としません。丈夫で、やせた土地でもよく広がります。 鉢やプランターに植えた場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥するか、もしくは液肥を月に1〜2回与えます。 病気・害虫 株が混み合ってくると、夏場、蒸れて枯れ込むことがあります。 |
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