アイスランドポピー

の花
写真 アイスランドポピー
撮影時期 2016.3.21
栽培状況 秋まき後、庭植え

科名・属名

ケシ科
ケシ属

園芸分類

秋まき一年草

別名

シベリアヒナゲシ

原産地

シベリア、アジア大陸の北部

用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜4月

【アイスランドポピーについて】

日本で栽培されるポピー類としては、アイスランドポピーの他にヒナゲシオリエンタルポピーなどが一般的ですが、その中でも、最も早く開花するのがアイスランドポピーです。

シベリア〜アジア大陸北部の原産で、本来は宿根草ですが、夏の暑さに弱いので秋まき一年草として扱われます。

下から2枚目の写真は、ずいぶん前に「とっとり花回廊」で写したものですが、一面に咲いてなかなか見事でした。

【栽培メモ】

移植を嫌うとされていますが、直まきはタネが細かいのでなかなか大変です。そこで、育苗箱にまいて育てましたが、特に植え傷みもなくよい苗ができました。

【アイスランドポピーの概要】

アイスランドポピーの花

草丈

30〜50pほどになります。

紙細工のような感じの花で、径7〜8pの大輪の4弁花を咲かせます。

色は、白、黄、ピンク、橙、赤などがあり、色鮮やかに咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 弱い

暑さには弱いですが、耐寒性は強く、庭植えで越冬します。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やや難しい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Papaver nudicaule

学名の説明

Papaver・・・・・papa(おかゆ)に由来する古名から。ケシ属の乳汁に催眠作用があるため、乳汁を粥に混ぜて子供を寝かしたことに由来すると言われています。

nudicaule・・・・・「茎に葉がない」、「裸茎の」

【主な種類と品種】

ゲルフォルトジャイアント

草丈30〜35pで、花茎7〜8pの大輪です。

カクテルミックス

草丈25〜30pで上の品種より草丈が低いですが、花茎7〜8pの大輪です。

【育て方と栽培のポイント】

栽培のポイント

※ タネを播く時期が早くなりすぎないようにします。

※ 好光性種子ですので覆土はしません。

タネまき

高温では発芽しにくいので、涼しくなった9月末から10月中旬ごろがタネまきの適期です。ポリポットやセルトレイにまくのが一般的かもしれませんが、育苗箱にまいても差し支えありません。

育苗箱にまく場合は、タネが小さいので厚まきにならないよう注意します。好光性種子ですので覆土はしません。また、微細種子ですので、底面吸水を行って用土が乾燥しないようにします。

育苗箱に播いた場合は、発芽後、本葉2〜3枚のころに根をいためないようにポリポットに植え替えます。丁寧に植え替えをすれば、植え傷みはほとんどありません。

ポリポットに播いた場合は、霧吹きで霧吹きで水やりをして用土が乾燥しないようにし、発芽後は徐々に間引いて丈夫な苗を1本残します。

アイスランドポピーの花

育苗中は、2週間に1回程度、液肥を与えます。

植え付け

ポットに根が回ったら定植しますが、生育が早いので定植する時期が遅れないようにします。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。1週間ほどしたら、バーク堆肥を1u当たり10Lほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

鉢やプランターに植えて楽しむなら、秋に、園芸店やホームセンターなどに苗が出ていますので、これを買って植え付けると簡単に楽しめます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

20pほどにしますが、多少詰めて植えた方が見栄えがします。

ただし、密植にすると病気が発生しやすくなります。

植え場所・置き場所

花壇に植えるときは、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。

立枯病が発生することがありますので、ケシ属の草花との連作は避けるようにします。

鉢やプランターで育てる場合も、日当たりのよいところに置きます。

日常の管理

花が次々と咲いてきますので、咲き終わった花茎は早めに摘み取り、株の負担を減らすようにします。

また、花が終わりになると花弁が散っていきますが、できれば、こまめに取り除いた方が病気の発生を防げますし、見栄えもよくなります。

アイスランドポピーの花

冬の管理

冬の寒さには強いので、霜除けをしなくても冬を越します。ただし、2月にはつぼみが立ち上がってきますので、特に寒さが厳しい日は不織布を掛けてやると、つぼみが傷むことがありません。

肥料

多肥にする必要はありません。花壇に植える場合は、植えつけ時に化成肥料を1u当たり30gほど庭土に混ぜて植えつけます。

追肥は、さほど必要ありませんが、花期が長いので、株の状態を見て必要なら化成肥料を追肥します。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を用土に混ぜ込みます。

市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので元肥は不要です。

後は、春になって、株の状態を見て、必要なら液肥を与えます

病気・害虫

特にこれといった病気はありませんが、長雨が続くと灰色カビ病が発生することがあります。

その他、アブラムシがつくことがあります。

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