テンニンギク(天人菊) Gaillardia pulchella

テンニンギクの花
写真 ‘レッドブルーム'
撮影時期 2008.6.1
栽培状況 秋まき後、庭植え
科名・属名

キク科
テンニンギク属

園芸分類

秋まき一年草
春まき二年草

別名

ブランケットフラワー

原産地

北アメリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【テンニンギクについて】

テンニンギクは北アメリカ原産のキク科テンニンギク属の秋まき一年草若しくは春まき二年草です。それほど栽培されることは多くありませんが、切り花ではよく見かけます。近縁種に宿根草のオオテンニンギクがあり、一緒にして属名のガイラルディアと呼ばれることもあります。

2017年に、単にガイラルディアとして販売されていたタネを春にまいたところ、テンニンギクでした。苗の状態でポットに植えたまま、夏場は涼しいところに置いてあったところ、夏を越し秋に定植しました。このことからして、春まき二年草としても差し支えないと考えられます。

いずれにせよ、栽培したところでは、タネから育てても、生育がよく、栽培はごく簡単でした。何株かまとめて植えると、花時は、なかなか美しいものです。

【花の特徴と性質】

テンニンギクの花

草丈

40〜50pほどになります。

赤、黄、橙の他、赤色の花弁の先端が黄色になった径5p程度の花を咲かせます。

一重の他に八重咲きもあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性が強く、また、耐暑性も比較的強いので夏でもよく咲きます。

学名の説明

Gaillardia・・・・・18世紀のフランスの植物学者 Gaillard de Charentonneau の名前に因んでいます。

pulchella・・・・・「美しい」

【主な種類と品種】

レッドプルーム

草丈30pほどの八重咲き品種です。

イエロープルーム

レッドプルームと同様の形質で、こちらは黄花です。(写真下)

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

春まきでも、秋まきでもかまいませんが、関東以西の暖地の場合、春まきにした苗を日当たりのよい花壇に植えると、夏の高温多湿で枯れてしまうことがあります。ですので、暖地では通常、9月中旬〜10月中旬ごろに播きます。

テンニンギクの花

通常は、箱播きにして、覆土は3〜5mmほどにします。苗の生育はよく、育苗は簡単です。

発芽後、本葉が3〜4枚のころにポットや小鉢に植え替えて苗を育てます。

植え付け

花壇に植えるときは、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて耕しておきます。

春まきにした場合、関東以西の暖地の場合は、3号から4号のポットに植え替えて、夏場、半日陰の涼しいところで夏を越し、秋に定植した方が安全です。

寒地の場合は、ポットに根が回ったら花壇に植え付けても大丈夫と思います。

花壇に植えるときはバーク堆肥を1u当たり5〜6Lほど入れて庭土とよく混ぜ合わせてから植えつけます。

株間

20〜25p程度とします。60cmの標準のプランターの場合は、3株が目安です。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところに植えつけます。

日常の管理

丈夫なので、一度植えつけると、ほとんど手間がかかりませんが、終わった花は早めに切り取ります。

テンニンギクの花

冬の管理

寒さには比較的強いですが、秋に定植したときは不織布でトンネルするなどして霜除けをした方が安全です。

肥料

花壇に植えるときは、植えつけ時に化成肥料を1u当たり50gほど撒いて、堆肥と一緒に庭土によく混ぜて植えつけます。

病気・害虫

それほど被害を与えるものはありません。

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