タネまき
宿根草ですが、株分けが難しいため、通常は、タネから育てます。春播きの場合は、3月中旬〜4月中旬に播きます。春播きにしたときは、ポットに植えたまま涼しいところで夏を越し、秋になってから定植します。
秋播きの場合は、9月下旬〜10月中旬に播きます。秋播きの場合、翌春にはあまり開花しません。
ただし、中にはオリガミミックスのように開花する品種もありますので、関東以西の暖地で秋にタネを播く場合は、こうした品種を選んだほうが無難です。
育苗箱に播き、覆土はしないか、わずかに覆土します。発芽は良好ですが、発芽までに時間がかかるので、用土が乾かないように注意します。
発芽後、本葉が3〜4枚程度になったらポットに植え替えて苗を育てます。
植え付け
花壇に植えるときは、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり50gほど撒いて耕しておきます。
本葉が6〜7枚になって、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。
ただし、春播きにしたときに、ポットに植えたまま日陰になる涼しいところで育て、秋が来て涼しくなってから定植しましたが、この方が夏に枯れる株も少なく、よい結果がえられました。
腐食質の多い肥沃なところで肥培管理をするとよい花を咲かせますので、花壇に植えるときは堆肥や腐葉土を十分混ぜ込みます。
株間
20〜25p程度の間隔とします。60cmの標準のプランターの場合3株が目安です。
植え場所・置き場所
日当たりがよくて、やや湿り気がある場所に植えつけます。暖地の場合は、午後には日陰になる涼しいところが最適です。
私は午前中3時間程度日の当たるところに植えていますが、花もよく咲きますので、特に問題はないと思います。
日常の管理
夏になる前に切り戻しをして、風通しをよくしておきます。
終わった花をそのままにしておくと、タネがたくさん付きますので、タネを取らないときは花茎を早めに切り取っておきます。
とは言え、開花後には大半の株が枯れてしまいましたので、暖地では開花した株の夏越しは厳しいと言えます。
夏の管理
夏の高温多湿が苦手ですので、鉢やプランターに植えた場合は、半日陰の涼しいところに移します。
冬の管理
耐寒性がありますので、霜除けは不要です。
肥料
花壇に植えるときは、化成肥料を1u当たり30gほど施し、庭土とよく混ぜて植えつけます。
病気・害虫
ダニやアブラムシが発生することがあります。
また、病気ではありませんが、夏場の高温多湿で、蒸れて枯れてしまうことがあります。
|