サルピグロシス Salpiglossis sinuata

サルピグロシスの花
写真 ‘ベルベットドリーミックス’
撮影時期 2013.5.9
栽培状況 秋まき後プランターで栽培(冬はビニールハウス)
科名・属名

ナス科
サルメンバナ属

園芸分類

春(秋)まき一年草

別名

サルピグロッシス
サルメンバナ

原産地

チリ、ペルー、アルゼンチン

用途

鉢植え

花期

5〜7月

【サルピグロシスについて】

サルピグロシスは、比較的最近見かけるようになったナス科の春(秋)まき一年草です。独特の強いインパクトをもっていますので、好き嫌いがあるかもしれませんが、なかなか存在感のある花です。

ペチュニアの近縁種ですが、ペチュニアと比較すると栽培が難しいように思います。

それは、春まきで育てるのが一般的とされていて、種苗会社のカタログでも春号に載っていますが、通常の春まきだと、関東以西の暖地では、これからと言うときに梅雨入りし、そして、梅雨明け後の高温多湿で成育が著しく悪くなるからです。

また、耐寒性も弱いことから、秋まきでは、設備がないとよく育ちません。

栽培したところでは、秋まきにして、プランターに植え、冬は無加温のビニールハウスで育てたところ、写真のように、期待を上回る花が咲いてくれました。

【花の特徴と性質】

サルピグロシスの花

草丈

40〜80pほどになります。

花径は7〜8pほどで、写真のように花びらに複雑な模様が入ります。

花色は、黄、ピンク、赤、紫など豊富です。

別名のサルメンバナ(猿面花)は、花弁の縞模様から付けられたものではないかと思いますが、この発想はどうもいただけません。

耐寒性・耐暑性

寒さに弱く、高温多湿も苦手です。

学名の説明

Salpiglossis・・・・・ギリシャ語のsalpinx(筒、ラッパ)+ glossa(舌)が語源です。
※ 花と花柱の形から名付けられたようです。

sinuata・・・・・「深波状の」
※ 私見ですが、これも、花弁の縞模様から付けられたものではないかと思われます。

【主な種類と品種】

ベルベットドリーミックス

草丈40cmほどで、各色のミックスです。

ブラックトランペット

草丈40cmほどで、濃赤色の花が咲きます。

F1ロイヤルミックス

サルピグロシスの各色の混合です。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

春まきが一般的ですが、関東以西の暖地の場合、フレームや無加温のビニールハウスがあれば、秋まきがお勧めです。春まきだと、苗が十分に育たないうちに暑くなってきて貧弱な花しか咲きません。

微細種子なので細かな用土を入れた育苗箱やピートバンにまきます。覆土はせず、底面から吸水させます。タネは小さいですが発芽は良好です。

サルピグロシスの花

発芽後、日陰に置いておくと徒長しやすいので、早めにレースのカーテン越しの日に当て徐々に慣らしていきます。

本葉が3〜4枚になったらポリポットに植え替えます。寒くなってきたら、無加温のハウスやフレームに入れて、薄めの液肥を与えながら育苗します。

植え付け

本葉が5〜6枚になったらプランターなどに定植します。

花壇に植える場合は、冬はポットのままフレームなどで育て、春になって植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところを好みます。ナス科の植物ですので、ペチュニアなどのナス科の植物との連作は避けるようにします。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

株間

15〜20pほどが適当です。

日常の管理

育苗途中で多湿にすると、根腐れしやすいので注意します。また、鉢植えの場合、開花時に用土が乾き過ぎると花がしおれてきますので注意します。

開花中は、定期的に花がらを摘むようにします。

冬の管理

秋まきしたときは、寒さに弱いので、寒くなってきたら無加温のビニールハウスやフレームに入れて育てます。

サルピグロシスの花

ビニールハウスなどに入れると鉢土が乾くまで時間がかかりますので、多湿にしないように、また、水切れも禁物ですので、日々の管理が大切です。

肥料

ペチュニアの近縁種ですので、同様の肥料を与えるようにします。

病気・害虫

特にはありませんが、多湿による根腐れに注意します。

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