ゲラニウム Geranium spp.

ゲラニウムの花
写真 ゲラニウム・サンギネウム
撮影時期 2016.5.2
栽培状況 鉢植え
科名・属名

フウロソウ科
フウロソウ属

園芸分類

耐寒性宿根草

別名

フウロソウ

原産地

日本を含む世界各地

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜8月

【ゲラニウムについて】

ゲラニウムは、日本を含む世界各地に分布するフウロソウ科フウロソウ属の宿根草です。たくさんの品種がありますが、全体的にやや耐暑性が弱いことから、本来は寒冷地での栽培に向いています。

もっとも、関東以西の暖地でも、種類を選べば十分に栽培することが可能で、ザンギネウム(G. sanguineum)と、プラテンセ(G. pratense)などがよく栽培されています。

栽培したところでは、ゲラニウム・サンギネウム(アケボノフウロ)を午後日陰になるところに植えていますが、夏を越して宿根し、毎年、花が咲いてくれます。

【花の特徴と性質】

ゲラニウムの花

草丈

園芸種は、25〜50pほどのものが多いようです。

花径2.5〜3pほどで、花色は、桃、濃桃、青、青紫などの品種があります。

耐寒性・耐暑性

 

耐寒性は強いですが、夏の高温と強光がやや苦手です。

学名の説明

Geranium・・・・・ギリシャ語の geranos(鶴)を語源とする geranion に由来します。
※ 果実が鶴のくちばしに似ていることから。

sanguineum・・・・・「血紅色の」

phaeum・・・・・「褐色の」、「茶色の」

himalayense・・・・・「ヒマラヤの」

pratense・・・・・「草原の」、「草原に育つ」

【主な種類と品種】

サンギネウム
G. sanguineum
ゲラニウムの中では耐暑性があり、夏の暑さにもよく耐えます。濃いピンクの ‘エルク' などの品種があります。
プラテンセ
G. pratense
草丈30〜40pの二色咲きの美しい ‘スプリッシュスプラッシュ' などの品種があります。
ファエウム
G. phaeum
草丈は50〜70cmほどで、黒花フウロと呼ばれる紫褐色のほかブルーなどの花色の品種があります。
ヒマライエンセ
G. himalayense
その名のとおりネパールなどの森林や草原の中に自生する種類で、‘デリック クック’などの品種があります。
‘ジョンソンズブルー'
‘Jonsons Blue'

プラテンセとヒマライエンセの交配種と言われています。草丈60pほどで、ゲラニウムのブルー系の代表的な品種です。(写真:中)

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

ほとんどがポット苗で販売されていますが、植えつけは3〜4月もしくは9月中旬〜10月が適期です。

庭に植えても、鉢やプランターで育てるのに向いています。

庭に植えるときは、深さ20〜30cmほどの植え穴を掘り、鹿沼土や軽石を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

水はけがよいことが大切で、鹿沼土、赤玉土、軽石を2:2:1程度に混ぜた用土などを使います。

ゲラニウムの花

株間

30cmほどの間隔で植えますが、関東以西の暖地では成育が緩やかですので20cmほどでもかまいません。

植え場所・置き場所

庭に植えるときは、落葉樹の下などが適しています。関東以西の暖地の場合は、午後日が当たるところは避けるようにします。

特に、夏の西日が強く当たるところではよく育ちません。

鉢やプランターは、秋から春までは午前中日が当たるようなところに置きます。

植え替え

庭に植えた場合は、4〜5年は植えっぱなしにできます。株が混みあってきたら株分けを兼ねて植え替えます。

鉢やプランターに植えた場合は、2年に1回を目安に植え替えます。

日常の管理

鉢やプランターに植えた場合は、鉢土の表面が乾いてきたら、十分に水やりをします。

夏の管理

ゲラニウムは夏の高温と強光が苦手ですので、鉢やプランターは、風通しのよい明るい日陰に置きますが、ザンギネウムなどは午前中少し日が当たる程度であれば問題ありません。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくします。

ふやし方

植え替え時に、株分けして増やします。

肥料

植え付け時に化成肥料を施しますが、チッソ肥料を与えすぎると伸びて蒸れやすくなるので、控えめにします。鉢植えは、年2回、春と秋に固形肥料を置き肥します。

病気・害虫

特に、それほどの被害を与えるようなものはありません。

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