秋咲きクロッカス

秋咲きクロッカスの花
写真 秋咲きクロッカス
撮影時期 2020.11.8
栽培状況 鉢植え

科名・属名

アヤメ科
サフラン属

園芸分類

秋植え球根

別名

クロッカス・スペシオサス

原産地

トルコ、イランなど

用途

庭植え、鉢植え

花期

10月末〜11月

【秋咲きクロッカスについて】

秋咲きクロッカスは、トルコ、コーカサス、イラン北部などに自生していて、その名のとおり10月下旬から11月になって花が咲きます。同じ時期にサフランも咲きますが、葉が出る前に花が咲くところがサフランとは異なっています。

花径が5cmほどの大きな花が咲きますが、種小名のとおり、なかなか美しいものです。

【栽培メモ】

鉢植えで育てていますが、栽培は難しいことはなく、毎年よく咲いてくれます。

【秋咲きクロッカスの概要】

草丈

10p程度です。

花径5cmほどの花が10月下旬から11月に咲きますが、葉が出る前に花が咲くところが特徴です。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 (夏は休眠)

耐寒性があります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Crocus speciosus

学名の説明

Crocus・・・・・サフランのギリシャ名 crokos に由来します。

speciosus・・・・・「美しい」、「きれいな」

【主な種類と品種】

クロッカス寒咲きクロッカスは、それぞれのページをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 植え付けが遅くなりすぎないようにします。

植え付け

植え付けは9月上旬〜中旬ごろが適期です。小型の球根ですので、花壇はもちろん、鉢やプランターで育てるのにも向いています。

花壇に植えるときは、植え付けの前に苦土石灰を撒いて庭土に混ぜておきます。植え付ける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)と緩効性の肥料も一緒に入れて、庭土を深さ20cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

鉢やプランターに植える場合は、市販の球根用の用土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

秋咲きクロッカスの花

植え付けの深さ

庭植えで5〜8p、鉢植えでは3cmほど球根の上に土が被る程度の深さとします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。水はけが悪いと、生育がよくないだけでなく、夏に球根が腐ることになります。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

株間

庭植えの間隔は5p程度に詰めて植えると開花時は見栄えがします。鉢植えの場合は、6号鉢に5球が目安です。

植え替え

花壇に植えた場合は、場所がよければ3年くらいは植えっぱなしでかまいません。それぐらいたつと球根が混みあってきますので植え替えをします。

鉢やプランターに植えた場合は、毎年植え替えます。

冬の管理

耐寒性が強いので、戸外で冬を越します。

休眠期の管理

葉が枯れてきたら休眠期に入ります。植え替えを予定しているときは、葉が枯れてきたら球根を掘り上げます。掘り上げる時期を失したときは、9月ごろに掘り上げて、すぐに植え付けます。

鉢やプランターの場合は、掘り上げずに、そのまま、雨のかからない日陰に置いて秋の植えつけ時まで保管しても差し支えありません。

掘り上げた球根は、水洗いして日陰で乾燥させます。球根が乾いたら、分球しているものは球根を分けてネットの袋などに入れて、植え付け時まで保管しておきます。保管場所は、雨の当たらない日陰の風通しのよいところにします。

肥料

花壇に植える場合は、植え込み時に緩効性の肥料を入れ、庭土とよく混ぜておきます。追肥はほとんど必要ありません。

鉢やプランターの場合は、植え付け時に緩効性の固形肥料を与え、花後に追肥をします。

病気・害虫

特にありません。

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