ガマズミ

ガマズミの花
写真 ガマズミ
撮影時期 2017.5.17
栽培状況 庭植え

科名・属名

レンプクソウ科
ガマズミ属

園芸分類

落葉中木

別名

(特にありません)

原産地

日本、朝鮮半島など

用途

庭植え

花期

5月

【ガマズミについて】

ガマズミは、日本の山野に自生するレンプクソウ科ガマズミ属落葉中木です。名前の由来には諸説あって、はっきりしていないようですが、一説では、「ズミ」は染めを表し、「蒲染め」が転訛したものとも言われています。

春に咲く白い花と秋の果実がきれいなので、庭木としても利用されます。植栽はそれほど多くはないようですが、花と実が両方楽しめるので利用価値が高いと思われます。

【栽培メモ】

庭に植えてみましたが、成育が旺盛で枝の伸びもよく、すぐに大きな木になりました。さほどスペースのないところに植えたため、定期的な剪定が欠かせなくなっています。

【ガマズミの概要】

ガマズミの花

樹高

2〜3mほどになります。

白い小さな花が半球状になって咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性ともよく丈夫です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Viburnum dilatatum

学名の説明

Viburnum・・・・・この属の植物の古ラテン名を属名にしたものです。

dilatatum・・・・・「広がった」、「膨らんだ」

【主な種類と品種】

ガマズミの近縁種です。

チョウジガマズミ

中国原産で、樹高1〜2mになります。小さな淡紫桃色の花が咲きます。

キミノガマズミ

ガマズミが赤い果実を付けるのに対し、本種は黄色の果実を付けます。

オオチョウジガマズミ

チョウジガマズミより大型の花が咲きます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 枝の伸びがよいので、毎年、花後に剪定をします。

植え付け

木がすぐに大きくなりますので鉢植えにはあまり向いていません。植え付けは、温暖地では11〜12月、寒冷地では2〜3月が適期です。根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、腐葉土若しくはバーク堆肥を入れ庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植えた後は、タップリと水やりをして、強風で木がぐらつかないように支柱をしておきます。

ガマズミの花

植え場所

土質は選ばず、日当たりでも、半日陰でも問題なく育ちます。

剪定

ガマズミは自然に樹形をつくっていきますが、枝がよく伸びます。ですので、広いスペースがあれば別ですが、木が大きくなりすぎたら剪定をする必要があります。

枝端に花芽をつくるので、時期は、花後すぐに行います。

肥料

もともと樹勢が強く多肥にすると花付きが悪くなりますので、やせ地以外は特に必要ありません。

病気・害虫

特にはありません。

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