オオチョウジガマズミ Viburnum carlesii

オオチョウジガマズミ・カールセファラムの花
写真 カールセファラム
撮影時期 2014.4.3
栽培状況 庭植え
科名・属名

スイカズラ科
ガマズミ属

園芸分類

落葉中低木

別名

ビブラナム・カレーシー

原産地

日本、朝鮮半島

用途

庭植え

花期

3〜5月

【オオチョウジガマズミについて】

オオチョウジガマズミは、長崎県の対馬と朝鮮半島が原産のスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木です。花も美しいですが、香りがとてもよいことからよく栽培されています。なお、チョウジガマズミ(V. carlesii var. bitchiuense)は、本種の変種で岡山県などに分布しています。こちらもよい香りを持っています。

オオチョウジガマズミは、香りがよいことから海外でも人気があり、主にヨーロッパで品種改良や種間交配による育種が行われ、園芸品種もつくられています。

栽培したところでは、種間交配種のカールセファラムは、成育が早く、毎年剪定をして、比較的狭いスペースでよく咲いています。やはり甘い香りは素晴らしく、遠くまでよい香りが漂います。一方、オーロラの成長は、ゆっくりです。

【花の特徴と性質】

樹高

1.5〜2mほどの落葉低木です。

つぼみは桃色ですが、開花するとピンクを帯びた白花になります。園芸種は「主な種類と品種」を参照してください。

耐寒性・耐暑性

耐寒性、耐暑性があり北海道以外では植栽が可能とされています。

学名の説明

Viburnum・・・・・この属の植物の古ラテン名を属名にしたものです。

carlesii・・・・・19世紀の韓国のイギリス副領事で、植物コレクターの William Richard Carles に因みます。

【主な種類と品種】

オーロラ
V. carlesii 'Aurora'

オオチョウジガマズミの園芸品種です。淡ピンク色の花で、強い芳香があります。成長はゆっくりです。

ジュディ
V. carlesii ' judii'

オオチョウジガマズミの園芸品種です。蕾は濃い赤桃色で、開花すると淡ピンク花が咲きます。強い芳香があります。

カールセファラム
Viburnum × carlcepharlum

オオチョウジガマズミと中国原産のビバーナム・マクロセファルム(V. macrocephalum)の交配種です。淡いピンクの蕾から大輪の白花が咲きます。甘い香りがすばらしいです。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

11〜12月、2〜3月が植え付けの適期です。植え付けて3〜4年もすると樹勢が強くなってきますので、通常は庭植えで育てます。

苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

オオチョウジガマズミ・カールセファラムの花

植え場所

日当たりのよいところに植え付けますが、半日陰でもかまいません。

剪定

全体に大きくなりすぎたり、枝が伸びすぎて樹形が乱れたときは剪定を行います。

花芽が夏ごろにはでき始めますので、通常の剪定は花後に行います。

冬の剪定は、伸びすぎた枝や混みあった枝などを軽く剪定しておきます。この時期に強剪定をすると翌春の花は期待できません。

肥料

花壇に植えた場合は、1月ごろに有機質肥料を寒肥として与えます。

病気・害虫

特にはありませんが、たまにウドンコ病が発生することがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。