アンチューサ・カペンシス Anchusa capensis

アンチューサの花
写真 アンチューサ・カペンシス 'ブルーエンジェル'
撮影時期 2006.4.8
栽培状況 秋まき後、庭植え(冬は農ポリでトンネル)
科名・属名

ムラサキ科
アンチューサ属
(ウシノシタグサ属)

園芸分類

秋まき一年草
宿根草

別名

アフリカワスレナグサ

原産地

南アフリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【アンチューサ・カペンシスについて】

アンチューサ・カペンシスは、アフリカワスレナグサという和名が付いているように、南アフリカ原産のムラサキ科アンチューサ属(ウシノシタグサ属)の秋まき一年草です。

本属の中では、宿根草となるアズレアA. azurea)もよく栽培されますが、本種のカペンシスは、ワスレナグサのようにブルーの小さな花が数輪まとまって咲きます。カペンシスも本来は宿根草のようですが、耐暑性が弱く暖地では夏越しは厳しく、一年草として扱われています。

栽培したところでは、一般の秋まき一年草のように秋に定植をして、春に花が咲けばよいのですが、アンチューサは開花時期が比較的遅く、また、耐暑性が弱いので、通常の栽培ではあまり満足できる結果が得られませんでした。

そこで、次の年は育苗に手間取ったこともあり、冬場、農ポリでトンネルをして育てたところ、春にブルーの花がきれいに咲いてくれました。ブルーの花が好きな人にはお勧めです。ただし、最近は大手の種苗会社のカタログにも載っていないのが残念です。

【花の特徴と性質】

アンチューサの花

草丈

20〜50pほどになります。

花径5〜6ミリの小さなですが、写真のように密に咲きますので、満開時になるとブルーの色合いが冴えてとても美しいものです。

ブルーが一般的ですが白花もあるようです。

耐寒性・耐暑性

耐寒性はありますが、耐暑性がありません。

学名の説明

Anchusa・・・・・ギリシャ語で「指に塗る」という意味があります。

capensis・・・・・(南アフリカの)「ケープ地方の」

azurea・・・・・「空青色の」

【主な種類と品種】

‘ブルーチャーム’

草丈15〜20pの矮性種で、青花です。

‘ブルーエンジェル’

こちらも草丈25pほどの矮性種で、青花です。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

暑さに弱いため、暖地では春まきではよい結果が得られませんので秋まきにします。高温期にまくと発芽率が悪くなりますので、9月下旬〜10月中旬ごろに箱まきします。覆土は5o程度とします。寒地では春まきとします。

2005年の10月始めにブルーエンジェルという品種のタネをまきましたが、まずまずの発芽率でした。

直まきと書かれた図書もありますが、箱まきにして早めに定植すれば問題はありません。

本葉が2〜3枚のころにポリポットに植え替え、フレームや霜の当たらないところで育苗します。

植え付け

大苗を定植すると植え傷みがひどいので、小苗のうちに定植します。

花壇に植えつける際は、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

アンチューサの花

株間

20pほどにします。60cmの標準のプランターの場合は、3〜4株が目安です。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢に植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

やや乾燥を好みますので鉢植えやプランターは、過湿にならないようにします。

冬の管理

アンチューサは耐寒性がありますので、本来、霜除けをしなくても育ちますが、トンネルをするなどして成育させると春先までに充実した株になってよく咲いてくれます。

以前は、不織布があまり一般的でなかったので農ポリでトンネルしましたが、今なら不織布を使えばよいかと思われます。

肥料

それほど多肥にする必要はありません。花壇に植える場合は、植え付け時に化成肥料を1u当たり30〜50gほど入れて植え付けます。追肥は必要ありません。

鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、暖かくなったら2週間に1回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

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