ラッセリア

ラッセリアの花
写真 ラッセリア
撮影時期 2008.8.31
栽培状況 鉢植え

科名・属名

ゴマノハグサ科
ハナチョウジ属

園芸分類

非耐寒性常緑低木

別名

バクチクソウ
ハナチョウジ

原産地

メキシコ

用途

鉢植え

花期

6〜10月

【ラッセリアについて】

ラッセリアは、メキシコ原産のゴマノハグサ科ハナチョウジ属の非耐寒性の常緑低木です。葉が退化して茎だけのように見えるところから、非常に特徴があります。種小名は、「トクサ属のような」という意味ですが、この属でおなじみのスギナを思い浮かべれば、なるほどと思います。

花は筒状で、花色は橙赤色が一般的ですが、白花もあります。耐寒性が弱いので、通常は鉢植えで栽培します。

【栽培メモ】

変わった樹形をしていますが、丈夫ですので冬の寒さに気をつければ、栽培は容易です。もっとも、植え替えを怠ると生育がぐっと悪くなりました。

【ラッセリアの概要】

ラッセリアの花

樹高

樹高を伸ばして1メートルを超える株を見たことがありますが、剪定により60〜80cmほどには抑えることができます。

花茎には小さな葉がありますが、それ以外は退化して茎だけになっています。

橙赤色の花が垂れ下がるように咲きます。花色は白やピンクもあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが、耐寒性はさほどありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Russelia equisetiformis

学名の説明

Russelia・・・・・スコットランドの医師で博物学者の Alexander Russell への献名

equisetiformis・・・・・「トクサ属(Equisetum)のような」

【主な種類と品種】

橙赤色の花が咲く品種が一般的ですが、白花もあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ やや乾燥気味を好みますので、過湿にならないようにします。

植え付け

春から秋に苗や開花株が出ていますので、これを買って育てます。耐寒性が弱いので、通常は、鉢植えで育てます。

ラッセリアは根がよく伸びますので、購入した株の鉢が小さいときは、根詰まりしないよう大きめの鉢に植え替えます。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを6:3:1程度に混ぜた用土が一例です。

植え替え

植え替えは、毎年もしくは2年に1回は行うようにします。時期は、4〜6月か9〜10月ごろが適期です。

2年経ったものを鉢から抜いてみると、根が鉢いっぱいになっていましたので、できれば毎年植え替えたほうがよいと思います。

ラッセリアの花

置き場所

日当たりのよいところで育てます。日当たりが悪いと花つきが悪くなります。

日常の管理

やや乾燥気味を好みますので、過湿にならないよう、水のやりすぎに注意します。

剪定

放任すると樹形が乱れますので、春先か秋の終わりに伸びすぎた枝や古くなった枝を剪定して樹形を整えます。

冬の管理

耐寒性が弱いので、霜に当てないよう、温暖地であれば軒下に、その他の地域は室内に移します。

水やりは、ぐっと控えて乾燥気味にします。冬場に少しぐらい乾燥しても枯れることはありません。

肥料

春と秋に緩効性の固形肥料を置肥するか、2週間に1回程度液肥を与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

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