ライスフラワー

ライスフラワーの花
写真 ライスフラワー
撮影時期 2020.6.7
栽培状況 鉢植え

科名・属名

キク科
オゾタムヌス属

園芸分類

半耐寒性常緑低木

別名

(特にありません)

原産地

オーストラリア

用途

鉢植え

花期

4〜5月

【ライスフラワーについて】

ライスフラワーは、オーストラリアの南東部に自生する半耐寒性の常緑低木です。その名のとおり、小さな蕾が米粒に似ていることから名付けています。花もちがよいこともあって、切り花やドライフラワーにも利用されます。

園芸店やホームセンターなどでは、ライスのように見える蕾の状態で販売されていることが多いですが、開花すると上の写真のようになります。開花するまで日にちがかかることから、その間、長く楽しむことができます。

オーストラリア原産だけに、高温多湿の日本の夏の気候にはあまり適していないようですが、中の写真は、淡路島の百段苑の近くの斜面に植わっていたもので、水はけがよいなど条件がよければ庭植えできるのかもしれません。

【栽培メモ】

鉢植えで育てたころ、花はよく咲き、順調に育っていましたが、夏が過ぎてから乾燥させすぎてしまったようで元気がなくなり、その後、枯れてしまいました。過湿もいけませんが乾燥させすぎてもよくないようです。

【ライスフラワーの概要】

ライスフラワーの花

樹高

通常50〜60pほどのものが園芸店やホームセンターなどに出ていますが、現地では3mほどになるようです。

ライスフラワーの名前のとおり、米粒のような花を咲かせます。白花とピンクの花が流通しています。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 比較的強い

半耐寒性で、やや寒さに弱いですが、霜に当てなければ軒下で冬を越すことができます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:比較的やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Ozothamnus rosmarinifolius

学名の説明

Ozothamnus・・・・・ギリシャ語の ozo (匂い) + thamnos (低木)が語源です。
※ 匂いのする葉に由来します。

rosmarinifolius・・・・・「ローズマリーのような葉の」

【主な種類と品種】

白とピンクの2種類が出回っています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 過湿を嫌いますので、やや乾燥気味に育てます。

※ 夏場は、風通しのよい半日陰、もしくは明るい日陰に置きます。

植え付け

春に園芸店やホームセンターなどに開花株が出てきますので、これを買って育てます。夏の高温多湿に弱いので、通常は、季節に応じて栽培環境を変えられる鉢植えで育てます。

購入した木の鉢が小さく根詰まり気味のときは、根鉢を崩さないようにして一回りか二回りほど大きな鉢に植え付けます。

ライスフラワーの花

鉢植えの用土

水はけのよい用土に植え付けます。赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライト(軽石砂)を5:3:2程度に混ぜた用土などが一例です。

植え場所・置き場所

日当たりを好みますが、夏場は、風通しのよい半日陰、もしくは明るい日陰に置きます。

植え替え

花後に、切り戻しをして植え替えます。根鉢をあまり崩さないようにして一回り大きい鉢に植え替えます。

鉢を大きくしたくないときは、根鉢を少し崩して古い根を整理して植え替えます。

日常の管理

手を入れずにそのままにしておくと樹姿が悪くなりますので、花後刈り込むようにします。

過湿を嫌いますので、やや乾燥気味に育てます。梅雨時など雨が続きそうなときは、雨の当たらない場所に移します。

乾燥させすぎてもダメージが大きいので、鉢土が乾燥した後の水やりを忘れないようにします。

夏の管理

夏の高温多湿に弱いので、真夏の直射日光は避けるようします。特に温暖地の場合は、夏の高温多湿で枯れてしまうことがありますので注意します。

冬の管理

関東以西の温暖地では、霜の当たらない軒下で冬を越すことができます。寒さの強い地域では室内に取り込みます。

肥料

春と秋に緩効性の固形肥料を置肥しますが、量は控えめにします。

病気・害虫

特にないようです。

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