ラッセルルピナス Lupinus polyphyllus hybrid

ラッセルルピナスの花
写真 ’ミラクルロケット’
撮影時期 2003.4.29
栽培状態 秋まき後、庭植え(冬は農ポリでトンネルして霜除け)
科名・属名

マメ科
ルピナス属

園芸分類

宿根草(一年草)

別名

ノボリフジ

原産地

北米

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【ラッセルルピナスについて】

ラッセルルピナスは、北米原産のマメ科の宿根草です。長い花茎に花が穂状に咲きそろうと大変豪華で、本当に美しいものです。

ただし、暑さに弱いので、暖地では宿根することができません。ですので、秋にタネを播いて春までに、開花できるだけの充実した株に育てる必要がありますが、早まきしすぎると発芽がよくないし、遅くなると貧弱な株になって花が咲かないということになります。

ということで、暖地の場合、タネを播いて育てて、カタログに出ている写真のように咲かせることは容易ではありません。

栽培したところでは、なかなかうまくいきませんでしたが、ポリポットに直接播いて育苗し、厳冬期に農ポリでトンネルして育てたところ、そこそこ満足できる花を見ることができました。(上の写真です。下の3枚の写真はフラワーセンターで写したものです。)

【花の特徴と性質】

ラッセルルピナスの花

草丈

40p〜1mほどです。

花穂が50〜70pになります。花色は豊富で、白、青紫、ピンク、紅、オレンジなどの単色や二色の組み合わせもあり、きれいに咲くとすばらしいものです。

耐寒性・耐暑性

高温多湿に弱いので、暖地では夏を越すことが困難です。

学名の説明

Lupinus・・・・・ lupus(オオカミ)に由来するローマの植物名に由来します。

polyphyllus・・・・・ギリシャ語の poly(多い)+ phyllus(葉の)が語源です。

hybrid・・・・・「雑種」

【主な種類と品種】

ラッセルルピナスは、暖地では育てにくいですが、「サカタのタネ」から、秋まきで、春に咲きやすい矮性品種の‘ラッセルミナレット’という品種で出ていましたので、こうした品種を育てるとよいかと思います。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

暖地の場合、時期は9月中旬〜下旬がタネまきの適期です。遅くなると、春までに充実した株にならず、期待したような花は見込めません。ただし、この時期は暑さが残っている時期なので、できるだけ涼しいところで管理します。

移植を嫌うので、3号のポリポットに2〜3粒ずつまきます。覆土は1p程度と厚くします。

発芽後、苗の生育状況を見ながら丈夫な苗を1本残すようにします。

ラッセルルピナスの花

植え付け

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。

発芽後、苗が育って根がポットの底に回るようになったら花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植える場合は、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土などを使います。

株間

花壇に植えるときは30pほどにします。鉢植えは6〜7号鉢に1本植え付けます。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよい場所に植えつけます。鉢やプランターも日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

花の終わった花茎は、早めに切り取って起きます。

冬の管理

春までに株をできるだけ大きくしておかないとよい花が咲きませんが、暖地の場合、秋に播くことになりますので、株を大きくすることがなかなか難しいと言えます。また、あまり早く播くと発芽しにくいと言えます。

そこで、少し涼しくなってタネをまき、厳冬期は不織布などでトンネルをしてやると、よく生育します。ただし、ラッセルルピナスは低温にあって花芽ができますので、ある程度寒さに当てる必要があり、暖地ではそのあたりが難しいと言えます。

栽培したところでは、厳冬期に限って農ポリでトンネルをしてみましたが、この程度では、特に開花に影響はありませんでした。今なら農ポリに代えて不織布を使用しても差し支えありません。

鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらないところに置いて育てます。

肥料

ラッセルルピナスは、マメ科ですので、一般に、肥料は控えめにして栽培するように書かれています。しかしながら、暖地で育てる場合は、春までに大きい株に育てる必要がありますので、ある程度の肥培管理は必要です。ただし、窒素肥料は控えめにします。

花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり50gほど施し、堆肥と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。

ラッセルルピナスの花

鉢やプランターに植える場合は、市販の草花用の培養土を使用する場合は、培養土に元肥が入っていますので、追肥として液肥を定期的に施します。

用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、追肥として液肥を定期的に施します。

病気・害虫

アブラムシがつきやすいので注意します。

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