ラケナリア |
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【ラケナリアについて】 |
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ラケナリアは、南アフリカのケープ地方原産のキジカクシ科の秋植え球根です。草姿、花の色、形が非常にバライティに富んでいますので、とても魅力がある球根です。 鉢植えで楽しみますが、室内で管理すれば早くから咲き始める品種もありますので、花のない時期に楽しむこともできます。 種苗会社のカタログに載ることが比較的少なかった球根ですが、最近はよく見かけるようになってきました。また、ネットで検索すれば、いろいろな種類、品種を手に入れることができます。 ときおり開花株を園芸店やホームセンターなどでも見かけることがあります。 【栽培メモ】 植え付け直後、水やりをしなくても芽が出てきます。それから少しずつ水やりを始めるようにしていますが、そのやり方で問題はありません。後は、寒さに気をつけるだけで栽培はいたって簡単です。 気温が高い時期でしたが、植え付け後に水やりをし過ぎて過湿になったため、球根が腐ってしまった経験がありますので、その点だけは注意しています。 |
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【ラケナリアの概要】 |
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草丈 草丈15〜25p程度です。葉に褐色の斑点がある品種もあります。 花 とても変化に富んだ色、形の花を咲かせます。 筒状の花やムスカリのような小さな壺型の花が咲きます。 耐寒性・耐暑性
秋植え球根ですが、やや寒さに弱いので注意します。 私は、霜の当たらない軒下に置いていますが、特に問題はありません。 ただし、温暖地以外は室内に取り込んだ方が安全です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Lachenalia spp. 学名の説明 Lachenalia・・・・・スイスの植物学者の Wrrner de Lachenal への献名 aloides・・・・・「アロエ属に似た」 aurea・・・・・「金色の」 quadricolor・・・・・「4色の」 viridiflora・・・・・「緑花の」 contaminata・・・・・「斑点のある」、「汚濁した」 mathewsii・・・・・南アフリカ共和国のカーステンボッシュ国立植物園の最初のキュレーターの Joseph William Mathews の名前に因みます。 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 芽が出るまでは水やりを控えた方が安全です。 ※ 冬は、室内の日当たりのよい窓辺に置きます。 植え付け 過湿を嫌うことと寒さにも強くないので、鉢植えで育てるのが一般的です。比較的小型の球根植物ですので、栽培や花を楽しむ上でも鉢植えが適しています。 9月中旬〜10月中旬が植え付けの適期ですが、その時期であれば球根を入手したらすぐに鉢に植えます。ただし、気温が高い時期に植え付けたときは、少しだけ湿った程度の用土を使い、しばらく水やりはしないほうが安全です。 私は、始めから乾いた用土に植えていますが、涼しくなってくると、乾燥したままでも芽が出てきますので、それから少しずつ水やりをします。後の生育が早いので急ぐ必要はありません。 鉢植えの用土 用土は、水はけのよいものを使いますが、市販の培養土でよく育ちます。 私は、赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥を2:2:1程度に混ぜた用土に植えていますが、特に問題なく育っています。 置き場所 私も失敗したことがありますが、まだ気温が比較的高い時期に植え付けた場合、芽が出る前後に過湿にすると、球根が腐ってしまうことがあります。ですので、芽が出てくるまでは、雨のかからない涼しいところに置いて栽培する必要があります。 株間 5号鉢で3〜5球を標準にします。 植え替え 毎年、若しくは2年に1回は植え替えをします。 植え替えをするときは、芽が出る前に鉢から出して植え替えます。球根を少し詰めて植えている場合は、毎年植え替えた方がよい結果が得られます。 日常の管理 乾燥には比較的強いので、過湿にならないように育てることが肝要です。 冬の管理 冬は、室内の日当たりのよい窓辺に置きます。私は軒下に置いて栽培していますが、特に問題はありませんでしたので、温暖地では軒下や玄関先で大丈夫と思われます。 水やりは控えめにしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。 休眠期の管理 花後、葉が枯れたら休眠期に入りますので水やりを中止し、そのまま鉢ごと雨のかからない涼しいところで秋まで保管します。 休眠中は、水やりは一切しません。 ふやし方 増やす場合は、植え替えの際に分球したものを植え付けます。 また、タネを播くと、うまくいけば2年目には開花するようです。ウイルス病に罹った株の再生には、これしかありません。 肥料 芽が出てから緩効性の固形肥料を置肥します。後は、生育期間中に液肥を2週間に1回程度与えます。 病気・害虫 ウイルス病にかかることがあります。この場合は、処分するしかありません。 |
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