ヤマシャクヤク

ヤマシャクヤクの花
写真 ヤマシャクヤク
撮影時期 2024.4.6
栽培状況 鉢植え

科名

ボタン科

属名

ボタン属

学名

Paeonia japonica

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

日本

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4月

【ヤマシャクヤクについて】

園芸植物としておなじみのシャクヤク(芍薬)は、チベットから中国の江蘇州以北、満州などに自生するボタン科ボタン属の宿根草です。一方、ヤマシャクヤクは、本州、四国、九州および朝鮮半島に分布し、山地の樹の下に生えています。

シャクヤクよりも小さく、一重の花が咲きます。

【栽培メモ】

庭植えと鉢植にして育ててみました。鉢植えにした株には花が咲きましたが、庭植えの方は肥培管理が十分でなかったのか、花は咲きませんでした。来年に期待です。

【育て方は下へ ↓ 】

【ヤマシャクヤクの概要】

草丈

40p程度になります。

花径は5pほどで、一重の白花です。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 比較的強い

比較的耐暑性がありますが強い日ざしを嫌います。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Paeonia・・・・・ギリシャ神話の医神 Paeon に因みます。
※ Paeon がオリンポスの山で取ったヤマシャクヤクを薬にしたことに由来します。

japonica・・・・・「日本の」

【主な種類と品種】

近縁種に薄紅色の花が咲くベニバナヤマシャクヤク(P. obovata)があります。花はヤマシャクヤクより遅れて咲きます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 強い日ざしを避け、半日陰から明るい日陰で育てます。

植え付け

10月が植え付けの適期で、春植えは、やむを得ない場合を除き避けるようにします。

庭に植えるときは、直径と深さが30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3〜4割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と化成肥料を入れ、底土とよく混ぜ合わます。その上に掘り上げた土を敷いてから株を据え、土を戻して植えつけます。芽の上に5〜7pほど庭土がかかる深さにします。

鉢植えで育てる場合は、8〜10号鉢の大きな鉢を使い、5cmほどの深さにして植えつけます。

鉢植えの用土

赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、川砂を5:3:2程度に混ぜた用土などを使います。

植え場所・置き場所

もともと樹下に生えていますので、強い日ざしを避けれるところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合は、花が咲くまでは半日陰で、その後は明るい日陰に置いた方が無難です。

植え替え

株分けを兼ねて10月ごろに植え替えをします。春に株分けするとよくありませんので、必ず秋に行うようにします。

鉢植えの場合は、2年に1回を目安に植え替えをします。

日常の管理

鉢植えで育てる場合は多湿にならないようにします。一方、乾燥も嫌いますので用土を乾燥させすぎないようにします。

夏の管理

鉢植えは、強い日ざしを避け風通しのよい明るい日陰で育てます。

肥料

ヤマシャクヤクは多肥を好み、肥料分が少ないとよい花が咲いてくれません。

庭に植えた場合は、2〜3月ごろと花後、そして10月にも化成肥料を株元に与えます。

鉢やプランターで育てる場合は、同じ時期に緩効性の固形肥料を与えます。

病気・害虫

うどんこ病が発生することがあります。また、アブラムシが付くことがあります。

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