ユーチャリス |
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【ユーチャリスについて】 |
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ユーチャリスは、アマゾン川の源流地域原産のヒガンバナ科の春植え球根で、アマゾンリリーとも呼ばれます。また、ギボウシのような葉が特徴で、ギボウシユリという別名があります。栽培されているのは、この属のムーレイ(Eucharis moorei)とサンデリ(E. sanderi)の自然交雑種と言われています。 スイセンに似た純白のとても美しい花が咲きますが、冬の温度管理が適切にできないと花が咲きにくいのが難です。 開花の条件としては、25〜30度の高温が4週間ほど続くと花芽ができるとされていますが、冬の温度管理を適切に行い、それまでに充実した株に育てておくことが必要です。 【栽培メモ】 花がちょっと咲きにくいことから、その年も諦めていたら、11月になって、軒下に置いてあった株のひとつに花茎が見え始めました。早速室内に取り込み、どうなることやらと思っていたら無事に咲いてくれました。 前年に、冬が来る前に室内に取り込み、12月から4月ごろまで部屋の中に小さな簡易温室を置き、その中に入れて育てたのが開花につながったようです。 おもしろいことに、次の年(今年)は7月に花が咲きましたので、開花時期は一定ではなく、気まぐれのような気がします。 |
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【ユーチャリスの概要】 |
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草丈 30〜50cmほどです。 花 しっかりした花茎が50cmほどに伸びて、5輪ほど白い花がうつむいて咲きます。花径は8〜10cmで、清楚な美しい花です。 一つの花茎に5輪ほどの花が咲きますが、一度に咲くのではなく、3〜4日ごとに一輪ずつ咲いていきますので長く楽しめます。 また、花には芳香がありますが、日がたつにつれ香りが強くなるような気がします。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は強いですが、耐寒性はありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Eucharis x grandiflora 学名の説明 Eucharis・・・・・ギリシャ語の eu(良、真)+charis(惹き付ける)が語源で「とても目を引く」という意味です。 grandiflora・・・・・grandis(大きい)+ flora(花の) |
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【主な種類と品種】 |
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ユーチャリスは10種類ほどが知られていますが、販売されているのはグランディフローラだけのようです。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 冬から春先の温度が不足して葉がなくなるようでは、開花は難しいと思われます。 植え付け 耐寒性がないので、鉢での栽培になります。球根は、園芸店やホームセンターなどではあまり見かけることがありませんが、ネットや種苗会社のカタログなどで入手します。 植えつけは、できれば4月に入ったら植えつけ、室内の暖かいところに置きます。外に出すのは、十分に暖かくなった5月にします。 鉢植えの用土 鹿沼土、赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)を等量にした用土に植えていましたが、よく育っていました。赤玉土と腐葉土を7対3程度に混ぜた用土でもかまいません。 植え付けの深さ 球根の頭が少し見える程度の浅植えとします。 株間 6〜7号鉢に1球、8号鉢に3球が目安です。 置き場所 10月は半日陰に、11〜5月は室内のレースのカーテン越しに、6〜9月は明るい日陰に置きます。特に、夏場は直射日光に当てないよう注意します。 植え替え 2〜3年に1回、4〜5月に植え替えます。その際、分球しているものは、手で簡単に分けることができますので、分球して植えつけます。 植え替えの際、根を傷めないよう丁寧に取り扱います。 日常の管理 水切れに注意し、鉢土の表面が乾たら十分に水やりをします。 開花中、室内に鉢を置くと風で花茎が倒れるということはありませんが、日が当たる方に少し傾きますので、鉢を回して傾きを直していきます。 冬の管理 開花したときの状況からして、冬の温度が重要です。冬から春先の温度が不足して葉がなくなるようでは、開花は難しいように思われます。 そこで、11月から5月までは室内で育てますが、開花させるには、12月〜4月まで、室内に小さい簡易温室を入れ、その中で育てると開花しやすくなります。 冬から春先に温度が低いところに置くと、生育を始めるのが遅れ、元気よく成長をしはじめたと思っているうちに、早くも秋が来て休眠するというサイクルになり、これでは、開花が難しくなります。 早めに室内に入れておけば、葉を落としませんので、回数は減るものの鉢土が乾いたら、軽く水やりを続けます。 ふやし方 よく分球しますので、植え替え時に分球して増やすことができます。 肥料 植え付け時に緩効性の化成肥料を少し与え、後は、4〜10月ごろまで2週間に1回程度液肥を与えるか、もしくは緩効性の固形肥料を定期的に置肥します。 病気・害虫 葉の食害を受けることがあります。 |
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