ユウギリソウ(夕霧草) |
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【ユウギリソウについて】 |
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ユウギリソウ(夕霧草)は、地中海沿岸地方原産のキキョウ科ユウギリソウの多年草ですが、夏の高温多湿に弱く、開花株は花後の夏に枯れてしまうことが多く、多年草としては短命です。 タネを播いて育てる場合、生育がゆっくりですので春播きではその年には花が咲かず、翌春に咲く二年草の扱いになります。温暖地の場合は、秋にタネを播いて冬はフレームもしくはビニールハウスに入れて苗を育て、春先に定植する栽培法もあります。この場合も、花がよく咲くのは、その翌春になります。 なお、ユウギリソウ(夕霧草)いう名前の由来はよくわかりませんが、霧がかかったような色彩の花と言えなくもありません。 【栽培メモ】 夏が来る前に買った苗は、夏は半日陰で管理したところなんとか乗り切ることができました。冬も霜の当たらない軒下に置いてあったところ、特に、寒さで傷むことはありませんでした。ただし、開花した後は、切り戻しをしたものの夏に枯れてしまいました。 タネを秋に播いてみましたが、微細種子で発芽後の生育が非常にゆっくりでしたので、年内に鉢やプランターに植えられるまでにはなりませんでした。苗をビニールハウスに入れて育て、春先にプランターに定植しました。定植した年はあまりよく咲かず、下の2枚目の写真は、さらにその翌年の春に開花した時のもので、まずまずよく咲いてくれました。 また、春にタネを播いて育てたところ、苗の状態では夏の暑さで枯れることはありませんでしたので、秋播きよりも春播きの方が一般的のように思われました。 |
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【ユウギリソウの概要】 |
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草丈 30〜100pほどです。 花 写真のように小さな花がたくさん集まって、半球状になります。 花色は、白、桃、青があります。花持ちがよいので切り花に利用されます。 耐寒性・耐暑性
本来は多年草ですが、やや暑さに弱いので、春まき二年草として扱われます。 なお、耐寒性は比較的強く、温暖地では霜の当たらない軒下で冬を越せます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やや難しい ※ 苗から育てる場合:比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Trachelium caeruleum 学名の説明 Trachelium・・・・・ギリシャ語の trachelos(首、のど)に由来します。 caeruleum・・・・・「青色の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 過湿を嫌いますので、鉢やプランターで育てる場合が一般的です。 ※ 開花時期は雨に当てず、水やりも控えめにします。 タネまき 春播きは3月下旬〜4月中旬、秋播きは9月下旬〜10月中旬が適期です。秋播きの場合は、フレームやビニール温室などの設備がないとうまくいきません。 タネが微細ですので、ペレット加工されてることがあります。育苗箱やピートバンなどにまき、覆土はせず底面吸水にします。ペレット加工されていないタネを播くときは、厚播きにならないようにします。 発芽後の生育がとてもゆっくりですので、苗がつまめるようになったら、まずは2号ポットに苗を取ります。2号ポットの底に根が回ったら3号ポットに植え替えて、苗を育てますが、秋播きの場合は、その頃には寒くなってきますので、フレームやビニールハウスで苗を育てます。いずれにせよ、育苗には相当に時間がかかります。 植え付け 秋播きの場合は、ビニールハウスやフレームなどで管理し、3〜4月に鉢やプランターに植え付けます。耐寒性、耐暑性ともさほど強くないので、花壇に植えて育てるのにはあまり向いていません。 春にタネを播いて育てた苗は、秋に定植します。また、秋に園芸店やホームセンターなどでポット苗が売られていることがありますので、入手したら5号程度の鉢に植え付けます。いずれの場合も、冬は暖かいところで育てると初夏に花を楽しむことができます。 春に、園芸店やホームセンターで苗が売られていますので、これを買って鉢やプランターに植え付けると手軽に楽しめます。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を使います。赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライト(軽石砂)を5:3:2程度に混ぜた用土などが一例です。 株間 標準の60cmのプランターに3株が目安です。 置き場所 秋と春は日当たりのよいところで育てますが、花が咲き始めたら半日陰に置きます。また、過湿を嫌いますので、梅雨時など長雨のときは軒下など雨のかからない軒下などに移すようにします。 日常の管理 過湿を嫌うので、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。花の終わった花茎は早めに切り取ります。 特に、開花時期になると、過湿をとても嫌いますので、雨に当てないようにして、水やりは控えめにします。 夏の管理 翌年も花を咲かせるには、梅雨時の長雨に当てないようにし、夏は半日陰で、また、真夏は明るい日陰で育てます。ただし、温暖地では、開花株を夏越しさせるのはかなり厳しいと言えます。 春にタネを播いた場合は、苗の生育がゆっくりですので、夏場は半日陰、真夏は明るい日陰の涼しいところに置いて苗を育て、秋になってから鉢やプランターに植え付けます。 冬の管理 霜に当てると株が傷みますので、秋に鉢やプランターに植え付けた株は霜の当たらない軒下などに置きます。 また、秋にタネを播いて育苗している苗は、フレームやビニールハウスに入れるようにします。 肥料 植え付け時に緩効性の化成肥料を与えます。追肥は月に2〜3回程度液肥を与えるとよく育ちます。 病気・害虫 アブラムシが付くことがあります。 |
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