ユーコミス |
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【ユーコミスについて】 |
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ユーコミスは、南アフリカなどに自生するキジカクシ科の春植え球根です。花は総状花序で、小さい花をびっしりと付けた花茎の先端に花をつけない葉状の苞が束状につきます。これがパイナップルを連想させることから、パイナップルリリーという別名でもよく知られています。 丈夫で、温暖地では植えっぱなしにできますので、育てやすい球根です。栽培されているのは、コモサ(E. comosa)や種間交配種などです。 ところで、種苗会社のカタログを見ると、コモサ(E. comosa)とプンクタータ(E. punctata)は、別種のように載っている場合がありますが、この二つは同じ種です。もっとも、カタログで見る限りは、プンクタータとして販売されていたものは白花の小型種(写真:最下段)で、コモサとは別のようにも見えますが、混乱しているのかもしれません。 なお、プンクタータは、「細かい点のある」という意味ですが、流通しているプンクタータの葉には、それはありません。 【栽培メモ】 庭植えにして育てていますが、栽培自体はそれほど難しくなく、よく咲いてくれます。もっとも、肥培管理を怠ってしまうと、翌年は、前年ほどの咲きっぷりにはなりません。 耐寒性は比較的強く、庭植えのものも問題なく冬を越しています。 |
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【ユーコミスの概要】 |
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草丈 40〜80pほどになります。 花 パイナップルによく似た穂状の花が、下から上へ咲いていきます。花色は淡黄、白、ピンク、紫色などがあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性が比較的強いので、関東以西の温暖地であれば、戸外で越冬します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい 学名 Eucomis spp. 学名の説明 Eucomis・・・・・ギリシャ語の eu(良い)+ kome (頭の毛)が語源です。 comosa・・・・・「長束毛のある」 punctata・・・・・「小さい点のある」、「細かい点のある」 autumnalis・・・・・「秋の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 鉢植えは、夏場に乾燥させるとよくないので、水やりを忘れないようにします。 植え付け 比較的耐寒性がありますので、関東以西の温暖地では庭に植えてもよいですし、鉢やプランターでの栽培にも適しています。 球根の植えつけは3〜4月頃が適期です。庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と緩効性の化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え付けの深さ 庭に植える場合は、大型種で8〜10p、中型種は4〜5cmほどの覆土にします。鉢植えの場合は、大型種で5〜6p、中型種は3〜4cmほどにします。 株間 庭に植える場合は、大型種は30〜40cmほどに、小型種は20〜30cmを目安にします。 鉢植えは、8〜10号鉢に3球程度、小型種は6〜7号鉢で3球程度が目安です。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、水はけと日当たりのよい場所に植えつけます。鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。 植え替え 庭に植えた場合は、3〜4年は植えっばなしでかまいません。 鉢やプランターに植えた場合は、毎年、3〜4月に植え替えます。 日常の管理 夏場に乾燥させると生育に悪影響となりますので、鉢植えの場合は水やりを忘れないようにします。また、庭に植えた場合も、晴天が続いて庭土が乾燥したときは水やりをします。 花が終わったら、早めに花茎を切り取って株に負担をかけないようにします。 冬の管理 寒くなってくると葉が枯れて休眠期に入りますので、葉が枯れたら取り除いておきます。庭に植えた球根は、関東以西の温暖地では戸外で冬を越しますが、マルチングをしておくと安心です。 鉢植えは、霜の当たらないところにおいて、春の植え替え時まで保管します。水やりはしません。 ふやし方 肥培管理してよく生育した場合は、分球して増やすことができます。 肥料 充実した球根でないと花が咲きませんので、肥培管理は欠かせません。元肥をやや多めに与え、5月と花後に固形肥料を置肥します。 鉢植えも、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として鉢土に混ぜて植え付け、5月と花後に緩効性の固形肥料を追肥として与えます。また、発芽後から9月頃まで液肥を月に2回ほど与えます。 病気・害虫 夏になるとヨトウムシの食害を受けます。 |
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