メリニス |
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【メリニス・サバンナについて】 |
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メリニスというのは、イネ科トウミツソウ属のことですが、この中で一般に栽培されているのはネルビグルミス種(Melinis nerviglumis)の‘サバンナ' という品種です。なお、この属の中では、英名でナタールグラスと呼ばれるメリニス・レペンス(M. repens)が野生種として日本にも入ってきています。 ‘サバンナ' は、園芸店やホームセンターなどに出ることはないようですが、タネが販売されていますのでタネから育てることができます。 初夏に夏から秋にかけて、赤っぽい微妙な色合いの穂がたくさん出てきますので、まとめて植えると目を引きます。温暖地では、春に播いた株が冬を越して、5月頃に一段と美しく咲きます。 【栽培メモ】 春播きにして庭に植えたところ、順調に育ちましたが、タネを播く時期が遅かったのか1年目にはあまり花が咲きませんでした。 比較的はやや弱いとされていますが、農ポリを掛けて霜除けをしたところ、冬を越して2年目の春にとてもよく咲きました。 |
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【メリニス・サバンナの概要】 |
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草丈 50〜60cmほどになります。 花 秋になると赤い花穂が美しい種類です。冬を越した株は春にもよく咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は強いです。耐寒性がやや弱いですが、関東以西の温暖地では霜除けをすれば宿根します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Melinis nerviglumis 学名の説明 Melinis・・・・・ギリシャ語の millet(雑穀)が語源です。 nerviglumis・・・・・ nervus(葉脈)+glumis(稲の穂咲)が語源です。 repens・・・・・「ほふく性の」 |
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【主な種類と品種】 |
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メリニス属の中で、園芸種として利用されているのは本種の 'サバンナ' という品種です。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 関東以西の温暖地の場合、庭植えでも霜除けが必要です。 タネまき 発芽温度が22〜25度ですので、十分に気温が上がった4月下旬〜5月上旬ごろに育苗箱かポリポットに直接まきます。覆土は、タネが隠れる程度にします。 育苗箱に播いたときは、発芽後、本葉が3〜4枚になったらポリポットに植え替えます。ポリポットに直接まいた場合は、間引きして丈夫な苗を1本残します。 植え付け ポットの底に根がまわったら庭やプランターなどに定植します。 庭に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。植え付ける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。その際、少し高畝にして、水はけをよくしておきます。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 庭に植えるときは、20〜30cm程にします。標準の60cmのプランターの場合は、3株程度植えつけます。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 植え替え 株が混みあって来たら、3〜4月ごろに株分けを兼ねて植え替えます。 日常の管理 宿根した株は、春になり暖かくなったら、地際から5〜10cmほど残して枯れた葉を切り取ります。 もともと乾燥に強いので、鉢やプランターに植えた場合は、過湿にならないようにします。 冬の管理 冬が近づいてくると、葉が茶色く枯れてきますが、宿根させるなら霜除け代わりにして切り取るのは春まで待ちます。 耐寒性がそれほど強くないので、庭に植えたときは茶色くなった葉の上に不織布を掛けるなどして霜除けをしたほうが安心です。 鉢やプランターに植えている場合は、霜の当たらない軒下などに移し、水やりは少なくしますが、鉢土が十分に乾いたら晴れた日の午前中に軽く水やりをします。 肥料 庭に植える場合は、植え付け時に有機質肥料を与えますが、追肥は必要ありません。多肥にすると葉が茂って花付きが悪くなります。2年目以降は、やせ地でなければ無肥料でよく育ちます。 鉢やプランターの場合は、植え込み時に緩効性の化成肥料を入れて植えつけます。後は、株の状況を見て必要なら液肥を月1回程度与えます。 病気・害虫 特にありません。 |
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