メトロシデロス

メトロシデロス
写真 ‘バリエガータ’
撮影時期 2023.5.22
栽培状況 鉢植え

科名・属名

フトモモ科
メトロシデロス属

園芸分類

常緑低木〜高木

別名

(特にありません)

原産地

ニュージーランドなど

用途

鉢植え

花期

5〜6月

【メトロシデロスについて】

メトロシデロスは、ニュージーランドなどが原産のフトモモ科メトロシデロス属の常緑樹で、この属の中では、ケルマデセンシスの‘バリエガータ’(Metrosideros kermadecensis 'Variegata')と、現地では樹高が20メートルほどになるとされているエクスケルサ(M. excelsa)の 'ピクタス' が流通しています。

また、ハワイ原産のオヒアレフアM. polymorpha )も同属になります。

ケルマデセンシスの‘バリエガータ’は、常緑低木で、枝はそれほど上に伸びず、やや横に広がります。海外のサイトを見ると樹高は4〜6フィートとなっていましたので、鉢植えでも十分に育てられると推測されます。

'ピクタス' の方は枝数は多いような気がしますが、こちらも、それほどどんどんと大きくなるというようではありませんでした。

【栽培メモ】

‘バリエガータ’と'ピクタス'を購入して鉢植えで育てていました。'ピクタス'は管理がまずかったのか、枯れてしまいましたが、‘バリエガータ’は順調に育っています。

‘バリエガータ’は夏に株が弱った様子はありませんでしたので耐暑性はあるものと思われます。また、耐寒性は弱いですが、室内に取りこめば葉を落とさず冬を越す程度です。

開花には時間がかかるようで、高さ40p、幅が60pほどの大きさになって、やっと期待したような花が咲き出しました。

【メトロシデロスの概要】

メトロシデロスの花

樹高

生育環境によって変化が大きいですが、ケルマデセンシスは、1.2〜1.8mほどになると紹介されています。

オーストラリアやニュージーランドの花木によく見られる独特の形をした赤い花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性はありますが、耐寒性はありません。それでも、室内より少し気温の下がる土間に置いてあったところ、葉を落とさず冬を越しましたので、極端に弱いというほどではありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

(冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Metrosideros

学名の説明

Metrosideros・・・・・ギリシャ語の metra(心材)+sideron(鉄)が語源です。

excelsa・・・・・「高い」、「高くなった」

kermadecensis・・・・・ニュージーランドの「ケルマデック諸島の」

【主な種類と品種】

メトロシデロス属では、ケルマデセンシスの‘バリエガータ’とエクスケルサの 'ピクタス' が流通しています。オヒアレフアも同属になります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 乾燥させすぎるとダメージが大きいので注意します。

植え付け

耐寒性が弱いことから、通常は、鉢植えでの栽培となります。鉢植え若しくはポットに植えられた株を購入する場合が一般的ですが、鉢が小さいときは、一回り若しくは二回り大きい鉢に植え付けます。

メトロシデロスの花

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものを使っていますが、今のところ特に問題はありません。

置き場所

日当たりと風通しのよいところに置きます。

植え替え

2年に1回程度の頻度で植え替えをします。

日常の管理

鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。乾燥させすぎるとダメージが大きいので水切れさせないようにします。

剪定

バリエガータはまとまった樹形になりますので、それほど剪定は必要ありません。剪定をするなら、花後に、伸びすぎた枝を切り戻しをしておきます。

夏の管理

夏は鉢土が乾きやすいので、半日陰に置いて乾燥させすぎないようにします。‘バリエガータ’を日当たりのよいところに置いていて、乾燥させすぎて葉先が枯れ込んだことがあります。

冬の管理

耐寒性がないので、冬は室内に取り込みます。水やりは控えめにします。

肥料

春と秋に固形の緩効性の固形肥料を1〜2か月に1回程度与えます。

病気・害虫

今のところ特にはありません。

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