メキシカンブッシュセージ

メキシカンブッシュセージの花
写真 メキシカンブッシュセージ
撮影時期 2006.10.21
撮影場所 讃岐まんのう公園にて

科名・属名

シソ科
アキギリ属

園芸分類

宿根草

別名

アメジストセージ
サルビア・レウカンサ

原産地

メキシコ

用途

庭植え、鉢植え

9〜11月

【メキシカンブッシュセージについて】

メキシカンブッシュセージは、メキシコの中部及び東部原産のシソ科アキギリ属の宿根草です。種小名は「白花の」という意味ですので、元々はガクが赤紫で、花色は白だったのかもしれません。

宿根サルビアの中でもよく栽培されている種類で、メキシカンセージ、アメジストセージあるいはサルビア・レウカンサとも呼ばれます。

とても丈夫で、暑さに強く、耐寒性もそこそこありますので温暖地では庭植えが可能です。大株になるうえ、鮮やかな花をつけるので、秋の庭でもよく目立ちます。

【栽培メモ】

庭植えにしていましたが、放任すると株がとても大きくなりますので、切り戻しをして育てていました。また、特に霜除けをしなくても冬を越していました。

【メキシカンブッシュセージの概要】

メキシカンブッシュセージの花

草丈

1〜1.5mほどですが。株が大きく広がります。

赤紫色のガクに赤紫や白い花が咲きますが、色幅があります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

温暖地では露地で越冬できます。冬の前に地上部が枯れたような状態になりますが、地ぎわに新芽が出ています。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Salvia leucantha

学名の説明

Salvia・・・・・salvare(治癒する)に由来するセージ(sage)のラテン古名 salvia から。
※ この属の一部が薬用になることに由来します。

leucantha・・・・・「白花の」

【主な種類と品種】

白いガクとピンクの花が美しいフェアリーピンクという品種があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 5〜6月ごろに一度切り戻しをして草丈を低く抑えるようにします。

植え付け

春と秋に苗が売られていますが、通常は、春に植えつけます。温暖地の場合は、遅くならなければ秋に植え付けても問題ありません。株が大きくなりますので、どちらかというと庭植えに向いています。鉢植えの場合は、大きめの鉢を使う必要があります。

庭に植えるときは、幅30〜40p、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の三分の一程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土若しくはバーク堆肥を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

メキシカンブッシュセージの花

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

植え替え

根がよく張りますので、鉢植えの場合は、毎年、春に植え替えをします。

鉢から抜いて、表土と根鉢の三分の一〜半分ほど土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、半分ほど古い土を落として植え替えます。

日常の管理

草丈が高くなり、倒伏しやすくなりますので、5〜6月ごろに一度切り戻しをして草丈を低く抑えるようにします。

また、晩秋に花が終わった後は、思い切って株元近くまで切り戻しをしておきます。

冬の管理

温暖地では、庭植えで冬を越しますが、鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などに移したほうが安全です。

ふやし方

挿し芽や株分けで増やすことができます。

肥料

庭に植える場合は、ほとんど必要としませんが、必要なら春に緩効性の化成肥料を株元に撒いておきます。

鉢やプランターで育てる場合は、植えつけ時に緩効性の肥料を与え、後は、4〜6月、9〜10月に月1回程度緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

アブラムシやコナジラミが発生することがあります。

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