ムラサキルーシャン

ムラサキルーシャンの花
写真 ムラサキルーシャン
撮影時期 2007.11.3
栽培状況 庭植え

科名・属名

キク科
ケントラセルム属

園芸分類

多年草

別名

リンゴアザミ

原産地

西インド諸島〜中南米

用途

鉢植え、庭植え

花期

10〜11月

【ムラサキルーシャンについて】

ムラサキルーシャンは、西インド諸島から中南米が原産のキク科ケントラセルム属の半耐寒性の多年草です。ハーブの仲間で、花色は赤紫ですが、なぜムラサキルーシャンという名前が付いたのか、よくわからないようです。

別名のリンゴアザミは、葉にリンゴのような香りがあることと、花がアザミによく似ているところからきています。花はそれほど密には咲きませんが、花期が長く、11月になっても咲いています。

【栽培メモ】

丈夫で育てやすい多年草ですが、耐寒性がやや弱く、庭に植えて霜除けをしていなかったところ寒さで枯れてしまったことがあります。

こぼれダネから発芽して、苗が育っていたことがありましたので、タネを播いて育てることができると思いますが、まだ、播いたことはありません。

【ムラサキルーシャンの概要】

ムラサキルーシャンの花

草丈

草丈は30〜40cm程度ですが、庭植えにすると株は、かなり大きくなります。

一見するとアザミに似た赤紫色の花が咲きます。花径は2〜3pほどです。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

耐寒性が弱いので、庭植えの場合は霜除けが必要です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Centratherum punctatum

学名の説明

Centratherum・・・・・ギリシャ語の kentron(距)+ anthos(花)が語源です。

punctatum・・・・・「細かい点がある」、「小さい点がある」

【主な種類と品種】

特に品種名はなく、単にムラサキルーシャンとして売られています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 庭に植えた株は霜よけが必要です。

植え付け

春に株が売られていたように記憶しています。耐寒性はそれほど強くないですが、一年草と割り切れば庭に植えて楽しめます。また、関東以西の温暖地であれば、しっかりと霜除けをすれば冬を越します。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合は、日当たりのよいところに置きますが、夏は半日陰に移します。

ムラサキルーシャンの花

植え替え

鉢やプランターに植えて、冬を越した株は、3〜4月に植え替えます。

日常の管理

伸び過ぎて草姿が乱れたときは、腋芽のすぐ上で切り戻します。また、冬が来る前に全体を切り戻しておきます。

冬の管理

庭に植えた株は霜よけが必要です。鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などに移します。

ふやし方

挿し芽で増やすことができます。

肥料

庭に植えた場合は、特に肥料を与えなくてもよく育ちます。

鉢やプランターに植えた場合は、夏場を除いて生育期間中に、2週間に1回程度液肥を与えるか、少量の緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはありません。

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