ムクゲ |
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【ムクゲについて】 |
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ムクゲは、中国が原産のアオイ科フヨウ属の落葉中木です。多少のやせ地でもよく花を付け、また、夏を挟んで6月から9月まで長い間咲きますので、本当に身近な花木と言えます。 また、萌芽力が強く、強い刈り込みにも耐えるので、生垣としてもよく利用されています。 「道ばたの むくげは馬に 食われけり」という芭蕉の有名な句がありますが、これも生垣に植えられたムクゲではないかと言われています。 韓国ではこの花が国花になっていますが、日本にも平安時代には入っていたようです。なお、ムクゲというのは、漢名の無窮花の音読です。 【栽培メモ】 刈り込みにも強いので自在に仕立てられますが、放任すると枝が伸びすぎてしまいますので、定期的に強剪定をしています。 |
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【ムクゲの概要】 |
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樹高 大きく伸びると3mほどになります。樹形は、手を加えないと株立ち状になります。 花 花は花径7〜10pほどで、花色は、白、紅紫や底紅の花が一般的です。一重咲きの他八重咲きもあります。 花は1日で終わりですが、次々に咲くので夏中、花が絶えることがありません。 耐寒性・耐暑性
アオイ科のなかでは最も耐寒性が強く、北海道南部まで栽培が可能と言われています。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Hibiscus syriacus 学名の説明 Hibiscus・・・・・古代ローマ時代にフヨウ属の植物に付けられ名前から syriacus・・・・・「シリアの」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 1〜2月に前年の枝を少し残す程度に強く剪定します。 植え付け 春植えは2〜3月、秋植えは11〜12月が植え付けの適期です。 庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 植え付け後はたっぷりと水やりし、風で木がぐらつかないように支柱をしておきます。 植え場所 日当たりと水はけがよい場所を選びます。そうした場所であれば、多少のやせ地でもよく生育します。潮風に強いので海岸地にも適しています。 日常の管理 ムクゲの花は一日花ですので、多少手間がかかりますが、終わった花を手早く片付けると見栄えがよくなります。 剪定 ムクゲは、春から伸びる枝に花が咲きます。萌芽力も強いので、1〜2月に前年の枝を少し残す程度に強く剪定すると、その部分から充実した枝が伸びてよい花が咲きます。 また、ムクゲは、放任すると枝を高く伸ばしますので、まとまった樹形を維持するなら、目的の位置で切り戻します。 ふやし方 挿し木が可能で、割合よく発根します。 肥料 普通の庭土であれば、それほど肥料を与えなくてもよく成育します。与えるなら、1〜2月に寒肥を施します。 病気・害虫 アブラムシとハマキムシがつきやすいので早めに駆除します。 |
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