ミショウキシア

ミショウキシアの花
写真 ミショウキシア
撮影時期 2020.6.12
栽培状況 鉢植えから庭植え

科名

キキョウ科

属名

ミショウキシア属

学名

Michauxia campanuloides

園芸分類

二年草(もしくは多年草)

別名

(特にありません)

原産地

レバノン、イスラエルなど

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

初夏〜秋

【ミショウキシアについて】

ミショウキシアは、レバノン、イスラエル、トルコなどが原産のキキョウ科ミショウキシア属の二年草(もしくは多年草)です。珍しい草花で、園芸店やホームセンター名で度は見かけたことがなく、おぎはら植物園のカタログに出ていました。

花茎が伸びるまではロゼット状ですが、花茎は長く伸びて1mを超えるほどになります。花は大きな白花で、まとまって咲きますのでとても存在感があります。

【栽培メモ】

春に植えたところ、その年はあまり生育せず花も咲きませんでした。夏は越しましたが生育が今ひとつだったので高知のような暑いところは無理かなと思って諦めていました。

その後、秋に株を処分するのを忘れて、そのままにしていたところ、2年目の春に株がどんどん大きくなってきました。

当初植えていた鉢が小さかったので思い切って庭植えにしたところ、3本の花茎が伸びてきて梅雨入りしてから咲き始めました。花茎が伸び始めてから開花するまで長くかかりましたが、ひとつの花茎にたくさんつぼみが付いて、なかなか見応えがありました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ミショウキシアの概要】

草丈

1.2mほどになります。

長い花茎が伸びて、独特の形をした美しい白花が咲きます。

ミショウキシアの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性は強く戸外で冬を越します。耐暑性も比較的あります。ただし、花後の夏は乗り切ることができませんでしたので、二年草(もしくは多年草)と言えます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Michauxia・・・・・18世紀のフランスの植物学者 Andre Michaux への献名

campanuloides・・・・・「ホタルブクロ属に似た」、「ホタルブクロ属のような」

【主な種類と品種】

ミショウキシア属の中では、カンパニュロイデスだけが流通しています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 庭植えにする場合は、午後は日陰になるようなところが適しています。

植え付け

植え付けは春でも秋でもかまいません。春に苗を植え付けると開花は翌年の初夏になります。

庭植えの場合は、庭土に腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

ミショウキシアの花

植え場所・置き場所

耐暑性はそれほど強くなさそうなので、庭植えは、午後は日陰になるようなところが適しています。

鉢植えは、夏場以外は日当たりのよいところに置きます。

植え替え

春に鉢に苗を植えた場合、翌春に大きい鉢に植え替えるとよく生育しますし、庭に降ろすこともできます。いずれの場合も、根鉢を崩さないようにして植え付けます。

日常の管理

鉢植えは多湿を避けるようにします。

花茎が長く伸びてきますので、支柱をして傾かないようにしておきます。

夏の管理

鉢植は、強い日差しを避け、半日陰の涼しいところ置くようにします。そうすれば、春に植えた苗の状態であれば関東以西の温暖地でも夏を越せます。

ただし、庭に植えた開花株は、夏越しができませんでした。

冬の管理

耐寒性がありますので、屋外で冬を越します。鉢植えは水やりを控えめにしますが、乾燥させすぎないようにします。

肥料

春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはないようです。

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