マトリカリア Tanacetum parthenium

マトリカリアの花
写真 ‘サンタナイエロー’
撮影時期 2017.5.10
栽培状況 秋まき後、庭植え
科名・属名

キク科
タナセツム属

園芸分類

秋まき一年草
(宿根草)

別名

ナツシロギク
フィーバーヒュー

原産地

西アジア、バルカン半島

用途

庭植え、鉢植え

花期

5月〜6月

【マトリカリアについて】

マトリカリアという名前は、古い学名の Matricaria parthenium に由来しています。ナツシロギクという和名のとおり、初夏に、株一杯に小菊に似た黄色や白の小花を咲かせてくれます。一般には、わい性種が好まれ、よく栽培されています。

本来は、耐寒性の宿根草ですが、暑さに弱いので暖地では一年草として扱われています。

栽培したところでは、暖地の高温多湿は苦手なようです。写真の黄色と白の双方とも花後、夏が来る前に枯れてしまいました。

また、タネをまいて育てたところ、発芽が遅い上に、成育がとてもゆっくりで、秋に定植するところまで行きませんでした。

冬の間、ビニールハウスに入れて育て、春に植え付けることになりましたが、苗の大きさがある程度大きくなると成育が早まり、よく咲いてくれました。マトリカリアをタネから育てる場合、焦りは禁物のように思います。

【花の特徴と性質】

マトリカリアの花

草丈

矮性種は30pほどですが、高性種は80〜100pほどになります。

花は、径1.5〜2pで、花色は黄色と白色が売られています。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は強いですが、高温多湿は苦手です。

学名の説明

Tanacetum・・・・・不死を意味する tanazita が語源と言われています。

parthenium・・・・・「処女の」

【主な種類と品種】

品種は多く、アネモネ咲き、八重咲き、ポンポン咲きなどがあります。また、草丈から矮性種と高性種に分けられます。

‘ウルトラホワイト’

草丈60〜70pで花径2pほどの白花を密につけます。

‘サンタナイエロー’

草丈30cmほどの矮性種です。外側の舌状花は白色で、中心部の筒状花が淡い黄色の花が咲きます。

‘ゴールデンベグモ’

黄色の花です。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

タネから育てる場合、耐寒性が強いので、暖地では秋まきの方が適しています。発芽適温は15〜20度ですので、9月下旬〜10月中旬ごろにまきます。微細種子ですので、ピートバンなどに丁寧にまきます。

向光性種子ですので覆土はしないか、タネが隠れる程度に薄く覆土します。発芽に時間がかりますので、用土が乾かないよう注意します。

発芽後も、苗の生育はゆっくりですので、苗がつまめるようになったら、まずは2.5号のポリポットに植え替えます。この頃になると、段々と寒くなってきますので、以後は春までフレームやビニールハウスなどに入れて育てます。

その後、苗が大きくなり、ポットの底に根が回ってきたら、一回り大きい3号のポリポットに植え替えて苗を育てます。

植え付け

タネから育てた場合は、成育が遅いので春になってから花壇やプランターなどに定植します。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。1週間ほどしたら、バーク堆肥を1u当たり10Lと化成肥料を30gほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

たくさん植え込まない場合は、秋から春先に園芸店で売られていますので、これを植え付ければ手間がいらずに楽しめます。

マトリカリアの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

株間

20pほどにします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと、水はけのよい場所に植え付けます。連作の場合は生育が悪いので、場所を変えるようにします。

鉢やプランターで育てる場合も、日当たりのよいところに置きます

日常の管理

過湿を嫌いますので、鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。

高性種は、放任にしておくと、草丈が高くなりすぎて倒れやすくなるので、生育を見ながら1〜2度摘心してやると、きれいにつくれます。

冬の管理

耐寒性がありますが、霜に当たると傷みますので花壇に植えた場合は、霜よけをします。

鉢やプランターに植えている場合は、霜の当たらない軒下などに移し、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら午前中に水やりをします。

肥料

植えつけ時に施肥するとともに、暖かくなってきたら月に1回程度置き肥します。

病気・害虫

開花までは、あまり気にするものはありませんが、アブラムシが付くことがあります。

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