マトリカリア |
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【マトリカリアについて】 |
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マトリカリアは、西アジアやバルカン半島原産のキク科ヨモギギク属の秋まき一年草です。マトリカリアという名前は、古い学名の Matricaria parthenium に由来しています。 ナツシロギクという和名のとおり、初夏に、株一杯に小菊に似た黄色や白の小花を咲かせてくれます。一般には、栽培しやすい矮性種が好まれ、よく栽培されています。 本来は、耐寒性の宿根草ですが、暑さに弱いので一年草として扱われています。 【栽培メモ】 秋に、'サンタナイエロー'タネを播いて育てたところ、播く時期が少し遅くなってしまったことと、発芽が遅い上に成育がとてもゆっくりでしたので、秋に定植するところまで行きませんでした。冬の間、ビニールハウスに入れて育て、春に植え付けることになりましたが、苗の大きさがある程度大きくなると成育が早まり、よく咲いてくれました。 下から2枚目は 'カルロス' という品種ですが、こちらは適期に播いて育苗もスムーズにいって、秋に花壇に定植して冬場は不織布でトンネルをしました。春先の気温が高かったこともあり4月上旬に満開になりました。 なお、温暖地の高温多湿は苦手なようで。どちらも、夏が来る前に枯れてしまいました。 |
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【マトリカリアの概要】 |
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草丈 矮性種は30pほどですが、高性種は80〜100pほどになります。 花 花は、径1.5〜2pで、花色は黄色と白色が売られています。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いですが、高温多湿は苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やや難しい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Tanacetum parthenium 学名の説明 Tanacetum・・・・・不死を意味する tanazita が語源と言われています。 parthenium・・・・・「処女の」 |
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【主な種類と品種】 |
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品種は多く、アネモネ咲き、八重咲き、ポンポン咲きなどがあります。また、草丈から矮性種と高性種に分けられます。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 秋にタネを播く場合は、播く時期が遅れないようにします。 タネまき 耐寒性が強く耐暑性が弱いので、タネから育てる場合、温暖地では秋まきの方が適しています。発芽適温は15〜20度ですので、9月下旬〜10月上旬に播きます。微細種子ですので、ピートバンなどに丁寧に播きます。 育苗に時間がかかりますので、播く時期が遅れないようにします。 好光性種子ですので覆土はしないか、ごく薄く覆土します。発芽に時間がかりますので、用土が乾かないよう注意します。 発芽後も、苗の生育はゆっくりですので、苗がつまめるようになったら、まずは2号(6cm)のポリポットに植え替えます。苗が大きくなり、2号ポットの底に根が回ってきたら、一回り大きい3号(9cm)のポリポットに植え替えて苗を育てます。 育苗が遅れた場合は、春までフレームやビニールハウスなどに入れて育てます。 植え付け タネから育てた場合は、3号(9cm)のポリポットに根が回ったら花壇やプランターに定植します。育苗が遅れた場合は、春になってから花壇やプランターなどに定植します。 酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。 植え付ける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lと化成肥料を30gほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 鉢やプランターに植える場合は、秋から春先に園芸店で売られていますので、これを植え付ければ手間がいらずに楽しめます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20pほどにします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと、水はけのよい場所に植え付けます。連作の場合は生育が悪いので、場所を変えるようにします。 鉢やプランターで育てる場合も、日当たりのよいところに置きます 日常の管理 過湿を嫌いますので、鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。 高性種は、放任にしておくと、草丈が高くなりすぎて倒れやすくなるので、生育を見ながら1〜2度摘芯をしてやると、きれいにつくれます。 冬の管理 比較的耐寒性がありますが、秋に花壇に定植したときは不織布でトンネルをするなどして霜除けをします。春先に花壇に植えた場合も、遅霜への備えのため不織布でトンネルするなど霜除けをした方が安全です。 鉢やプランターに植えている場合は、霜の当たらない軒下などに移し、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら午前中に水やりをします。 肥料 花壇に植える場合は、化成肥料を1u当たり30gほど施し、庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。追肥はほとんど必要ありません。 鉢やプランターに植える場合は、元肥のほかに追肥として月に2回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 開花までは、あまり気にするものはありませんが、アブラムシが付くことがあります。 |
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