ミソハギ |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【ミソハギについて】 |
|||||||||||||||||||
ミソハギ(禊萩)は、日本、朝鮮半島に分布しているミソハギ科ミソハギ属の宿根草です。非常に丈夫で、田の畦できれいな花を咲かせているのを見かけることがあります。自生地は、湿地か水辺ですが、日当たりさえよければ、ほとんどのところでよく育ちます。 近縁種に、エゾミソハギ(L. salicaria)があり、こちらもよく栽培されています。このエゾミソハギは、名前はエゾとなっていますが北海道以外にも分布していて、ミソハギよりも大型で、やや毛があり、花色も濃いことが特徴です。 なお、ミソハギの名前の由来は、花穂をお清めに使う地方もあるところから、禊萩(ミソギハギ)が転じたとも言われています。また、盆花としてよく使われることから、ボンバナと呼ばれることがあります。 【栽培メモ】 丈夫で、とても育てやすいと言えます。花も大変美しいので、あまり手間をかけずに花を育てたい人にはおすすめの宿根草だと思われます。 |
|||||||||||||||||||
【ミソハギの概要】 |
|||||||||||||||||||
草丈 50〜100pほどになります。 花 夏から秋にかけて紅紫の花を穂状に咲かせます。群生するととても美しいものです。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があり丈夫です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Lythrum anceps 学名の説明 Lythrum・・・・・ギリシャ語の lythron(血)が語源です。 anceps・・・・・「二稜形の」 salicaria・・・・・「ヤナギに似た」、「ナヤギのような」 |
|||||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
|||||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 庭植えの場合でも、晴天が続き乾燥気味のときは夕方灌水します。 タネ播き 通常は、春か秋に苗を購入して植えつけますが、タネを播いて育てることができます。タネはあまり見かけることはないですが、以前に「サカタのタネ」から出ていました。 4月中旬〜5月が種まきの適期ですが、関東以西の温暖地の場合は、9月下旬〜10月上旬に播いて育てることができます。 箱播きにして、覆土は2mmほどにします。タネが細かく、1袋にたくさん入っていますし、発芽もよいのでので、厚まきにならないよう注意します。発芽後、本葉が3〜4枚になったらポットに植え替えて苗を育てます。 植え付け タネから育てた場合は、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターに定植します。 花壇に植える場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lと化成肥料を1u当たり50gほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 園芸店やホームセンターなどで苗が販売されていますので、これを買って育てるのが手軽な方法です。深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 大株になりますので、30pほどにします。 植え場所・置き場所 日当たりがよければよく育ちますが、やや湿潤な環境を好みますので乾きすぎないところが最適です。 植え替え 3年くらいたつと株が混みあってきますので、株分けを兼ねて、春か秋に植え替えます。 日常の管理 湿ったところを好みますので、庭植えの場合でも、晴天が続き乾燥気味のときは夕方灌水します。 鉢やプランターに植えた場合、生育期間中は腰水栽培が手間がかかりません。 ふやし方 植え替えるときに株分けで増やすことができます。また、5〜7月に挿し芽をすれば容易に発根します。 肥料 庭植えの場合はあまり必要ありません。鉢やプランターに植えた場合は、春と秋に緩効性の固形肥料を与えます。量は少なめでかまいません。 病気・害虫 特にありません。 |
|||||||||||||||||||
このページのトップに戻ります。一覧に戻ります。 |