マツバギク |
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【マツバギクについて】 |
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マツバギクは、大変派手な色彩の花を咲かせるので人気があります。特に、株が花で覆われるように一斉に開花するので大変美しく、鉢植えやプランターなどでよく栽培されています。 南アフリカ原産のハマミズナ科の多年草で、マツバギクという名前の由来は、葉が松の葉に似ており、花がキクに似ているところから名付けられたようです。多肉質の葉を持っていますので乾燥には強いですが、過湿を嫌います。 なお、マツバギクと呼ばれている植物は、狭義にはマツバギク属のスペクタビリス (L. spectabilis) のことですが、園芸上は、本種以外の約10種とその交配種を指します。また、デロスペルマ属の品種もマツバギクとして出回っていることがあります。 蛇足ながら、マツバボタンと名前や形態が似ているので間違われることがありますが、マツバボタンはスベリヒユ科で全く別の植物です。 【栽培メモ】 水やりを少々忘れても大丈夫ですし、手間をかけずに育てられます。耐寒性がやや弱いですが、霜の当たらない軒下で冬を越しています。 |
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【マツバギクの概要】 |
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草丈 草丈の高いものでも30pほどですので、鉢やプランターでの栽培に適しています。 花 ずっと以前は、赤紫の品種が一般的でしたが、今ではいろいろな色の品種が出回っています。花径は5〜7pほどで、黄、オレンジ、桃、赤、赤紫などの花色があります。 日が当たると開き、日が沈むと閉じてしまう性質を持っています。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は強いですが、半耐寒性でやや寒さに弱いです。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Lampranthus spp. 学名の説明 Lampranthus・・・・・ギリシャ語のlampros(明るい)+anthos(花)が語源です。 spectabilis・・・・・「卓越した」 |
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【主な種類と品種】 |
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ピンクや赤花をよく見かけますが、近縁種の黄花マツバギクもよく栽培されています。よく似た仲間にデロスペルマ属があります。 以前は、デロスペルマ属も一緒にマツバギクとしていた例が多かったですが、最近の種苗会社のカタログなどを見ると別に取り上げられています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 乾燥には強いので、水のやりすぎに注意します。 植え付け 一般的に、春にポット苗が園芸店などで売られていますので、これを買って植え付けます。 多肉質ですので庭植えには向いてなく、一般には鉢やプランターに植えつけます。強いて花壇に植えるなら、石垣の上など水はけが特によいところでないと根ぐされを起こす恐れが大です。 鉢植えの用土 水はけのよいものを使います。赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライト(軽石砂)を5:3:2程度に混ぜた用土などが一例です。 株間 15〜20p程度にします。 置き場所 できるだけ日当たりのよいところに植えつけます。日当たりのよいところに置かないと花がつきません。 また、多湿に弱いので、年間を通じて雨のかからないところで育てるのが最適です。戸外に置いているときは、梅雨時や長雨の予想されるときは、軒下など雨のかからないところに移します。 植え替え 2年に1回を目安に行います。時期は4月もしくは秋の9月下旬〜10月ごろに行います。 日常の管理 乾燥には強いので、水のやりすぎに注意します。 草姿が悪くなったときは、秋に、伸びすぎた茎を切り戻しておきます。 ふやし方 切り取った茎を使って、挿し芽で増やすことができます。切り戻しをした芽先を4〜5pほどに切って、バーミキュライトや川砂などに挿します。その際、通常に挿し芽するよりも、やや乾き気味に管理します。 なお、挿し芽は、切り戻しの時期以外に、5〜6月と9〜10月であればよく活着します。 冬の管理 耐寒性は強くありませんので、霜に当たると枯れてしまいますが、温暖地では、軒下など霜の当たらないところに置いておけば大丈夫です。寒地ではフレームなどに入れて寒さを防ぎます。 冬場は、全く成長しないので、水やりは、ごく控えめにします。 肥料 多肥にする必要はなく、春と秋に緩効性の固形肥料を少量与える程度にとどめます。 病気・害虫 特にありません。 |
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