マダガスカルジャスミン |
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【マダガスカルジャスミンについて】 |
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マダガスカルジャスミンは、その名のとおりマダガスカル島原産のカガイモ科シタキソウ属の非耐寒性つる性常緑低木で、白い花はとてもよい香りを持っています。葉も光沢があってうつくしいので観葉植物としてもおもしろいものです。なお、属名になっているシタキソウ(S. mucronata)は、関東以西の温暖地、沖縄、などに自生するつる性植物です。 マダガスカルジャスミンはつる性とはいえ、寒さに弱いことから鉢植えでの栽培になります。ですので、通常の栽培では、一年でつるがどんどんと伸びるということはありません。あんどん仕立てにして十分に栽培できますので、耐寒性が弱いことを除けば、育てやすい花木と言えます。 ところで、ジャスミンという名前をつけるとよく売れるのか、モクセイ科ジャスミナム属でないものに○○ジャスミンという名前の付いたものがいくつかあります。このマダガスカルジャスミンも同様で、カロライナジャスミンなどがそうであるようにモクセイ科ジャスミナム属の植物ではありません。 【栽培メモ】 上の2枚の写真は、段々と鉢増しして10号鉢に植えているものですが、大きくなりすぎて困ると言うほどのことはありません。 耐寒性が弱いとは言え極端に弱いというほどではなく、冬は室内よりも少し温度が下がる土間に入れていますが葉を落とすことなく冬を越しています。 |
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【マダガスカルジャスミンの概要】 |
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樹高 つる性で5mぐらいに伸びるといわれいていますが、鉢植えで育てればそこまで伸びることはありません。園芸店やホームセンターなどでは、通常、あんどん仕立てにして、50〜60pほどのものが販売されています。 木が大きくなるにつれ、アンドンも高さ120cmほどのものが必要になります。 花 花筒が2.5pと長いことが特徴で、花径4pほどのよい香りのする5弁の白花を咲かせます。花はろう質でつやがあります。 気温が高ければ、一度、花が終わった後でまた咲きますので長く楽しめます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性がなく、冬は室内で5度以上保つようにします。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Stephanotis floribunda 学名の説明 Stephanotis・・・・・ギリシャ語の stephanos(冠)+oys(耳) floribunda・・・・・「花の多い」 |
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【主な種類と品種】 |
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シタキソウ属で流通しているのは本種だけのようです。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 夏場は半日陰に移します。 ※ 冬が来る前に室内に取り込みます。 植え付け 初夏になると、園芸店やホームセンターなどで開花株が売られていますので、これを買って育てることになりますが、耐寒性が弱いので、通常は鉢植えでの栽培になります。 購入した開花株の鉢が小さく、根詰まり気味のときは、あまり根鉢を崩さないようにして、一回りか二回り大きめの鉢に植え付けます。 ツル性ですので、購入した株は、アーチ型の鉄線をクロスしたものに植えられている場合もありますが、枝が伸びてくることを考えれば、あんどん型の支柱を使う方が管理が楽です。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 置き場所 日当たりが悪いと花付きが悪いので、春になれば戸外に出して十分日に当てます。 ただし、夏場は半日陰に移して、葉焼けを防ぐとともに水やりの負担を多少とも軽くします。 植え替え 鉢が小さいときは毎年、大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。時期は、5月ごろが適期です。 つるを半分くらいに切り戻し、鉢から抜いて表土と根鉢の三分の一ほど土を落とします。それから新しい用土で一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、もう少し多めに古い土を落として植え替えます。 日常の管理 丈夫で育てやすいですが、乾燥させ過ぎないよう注意します。 冬の管理 耐寒性が弱いので、冬が来る前に室内に取り込んで、日当たりのよいところに置きます。水やりは控えめにします。 ふやし方 5〜7月ごろに挿し木で増やすことができます。枝を切ると白い樹液が出てきますので、これを洗い流してから鹿沼土などに挿し木します。 肥料 春から秋の生育期間中、緩効性の固形肥料を1ヶ月に1回程度与えます。 病気・害虫 ほとんどありませんが、たまにカイガラムシが付くことがあります。 |
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