ベニカノコソウ |
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【ベニカノコソウについて】 |
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ベニカノコソウは、ヨーロッパ南部原産のオミナエシ科ベニカノコソウ属の宿根草で、ハーブとしても利用されます。芳香のある赤い小花がたくさん集まって咲きますし、冬でも葉を落とさないので、宿根草としては利用価値が高いと言えます。 ベニカノコソウ属の同じ種に白花もありますが、一般には赤花がよく栽培されベニカノコソウとしておなじみです。なお、カノコソウ(Valeriana fauriei)は、カノコソウ属で、別属になります。 【栽培メモ】 耐寒性は強く庭植えで冬を越しますが、上の写真は、秋に定植したものの時期が遅くなったため、冬場、不織布でトンネルをしています。成育がスムーズで開花時期も早まりました。 なお、最近の温暖化のせいでしょうか、日当たりのよい花壇に植えた株は、開花後の夏越しが難しくなったような気がします。写真の株も三分の一ほどは夏に枯れてしまいました。 |
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【ベニカノコソウの概要】 |
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草丈 50〜80p程度です。 花 長い花茎の先に小さな花がたくさん咲きます。赤花がよく栽培されますが、白花もあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性がありますが、夏の高温多湿はやや苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Centranthus ruber 学名の説明 Centranthus・・・・・ギリシャ語の centron(距)+ anthos(花)が語源です。 ruber・・・・・「赤い」 |
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【主な種類と品種】 |
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一般には赤花(ルブラ)が栽培されますが、白花(アルバ)もあります。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 夏の高温多湿をやや嫌いますので、花壇に植える場合は、午後は日陰になるところが最適です。 タネまき タネから育てることができます。タネは、9月下旬〜10月上旬に播くと翌春に開花します。寒冷地では春まきにします。 育苗箱にまき、覆土は5mmほどにします。発芽まで2〜3週間かかることがありますので、用土が乾かないよう注意します。 発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替えて苗を育てます。 植え付け タネを播いて育てた場合は、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。 花壇に植える場合は、植えつけの1週間ほど前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。定植する際は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。 プランターなどで育てる場合は、園芸店やホームセンターなどで苗を購入して植え付けると簡単です。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 株間 25pほどにします。60pの標準のプランターでは3株が目安です。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。ただし、夏の高温多湿をやや嫌いますので、午後は日陰になるところが最適です。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てますが、夏は半日陰に移します。 植え替え 花壇に植えた場合は、植えて3年ほどしたら、春に株分けを兼て植え替えをします。 鉢やプランターの場合は、2年に1回植え替えをします。 日常の管理 花が終わったら、わき芽の伸びている節の上で切り戻しをします。側芽が伸びて花が咲いてくれます。 夏の管理 やや高温多湿を嫌いますので、鉢やプランターは半日陰の涼しいところに移します。 冬の管理 冬が来る前に切り戻しをしておきます。耐寒性がありますので、庭植えで冬を越しますが、秋まきにして花壇に植えた苗は、不織布でトンネルするなど霜除けをした方が安全です。 また、この方が春咲きまでに充実した株になって、花がよく咲いてくれます。 肥料 花壇に植える場合は、植え付け時に性肥料を1u当たり30gほど入れて庭土とよく混ぜておきます。後は、春と秋に緩効性の化成肥料を株元に施します。 鉢やプランターで栽培するときは、植え付け、植え替え時に緩効性の肥料を庭土やプランターの用土に混ぜて植え付けます。後は、春と秋に緩効性の固形肥料を株元に撒いて土になじませておきます。量は少なめでかまいません。 病気・害虫 特にないようです。 |
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