ベッケア

ベッケアの花
写真 ベッケア・リニフォリア
撮影時期 2024.1.24
栽培状況 鉢植え

科名・属名

フトモモ科
ベッケア属

園芸分類

常緑低木

別名

(特にありません)

原産地

オーストラリア

用途

鉢植え、(庭植え)

花期

【ベッケアについて】

ベッケアは、オーストラリア原産のフトモモ科ベッケア属の常緑低木です。この属には30種近くがあるようですが、一般に栽培されているのはリニフォリア(Baeckea linifolia)です。

リニフォリアは、やや寒さに弱いものの耐暑性もありオーストラリア原産の花木の中では育てやすいとされています。

【栽培メモ】

とりあえず鉢植えで育てていますが高知の夏を問題なく乗り越えました。冬は、土間に入れてありますが、弱った様子はありませんので、栽培は難しくはないようです。なお、一度、花を楽しんでから、庭植えにしてみる予定です。

【ベッケアの概要】

樹高

1〜2mほどになるようです。

とても小さい白い花がたくさん付きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Baeckea linifolia

学名の説明

Baeckea・・・・・18世紀のスウェーデンの医師で植物学者の Abraham Baeck への献名です。

linifolia・・・・・「リナム(アマ属)のような葉の」

【主な種類と品種】

この属には30種近くあるようですが、流通しているのは本種だけのようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 乾燥させすぎないようにします。

植え付け

耐寒性がやや弱いので、購入した苗は鉢植えで育てます。購入した木の鉢が小さく根詰まり気味のときは、一回り若しくは二回り大きい鉢に植え替えます。

関東以西の暖地以西では庭植えにできますが、その場合でも1年は鉢で育ててからにすると失敗が少ないと思われます。それ以外の地域は鉢植えで育てます。

鉢植えの用土

まだ、新しい花木ですのでそれほどデータがないようですが、とりあえず赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥を4:4:2程度に混ぜた用土に植え付けています。その後、弱ることもなく夏を越しましたので、これでよいかと思います。勿論、バーク堆肥の代わりに腐葉土でも差し支えありません。

植え付け、置き場所

庭に植える場合は、水はけと日当たりのよいところに植え付けます。鉢植えも日当たりのよいところにに置きますが、夏場は、半日陰に置き、鉢土が乾燥しすぎないようにします。

植え替え

2年に1回程度でよいかと思われます。時期は4月頃が適期です。根鉢をあまり崩しすぎないようにして植え替えます。

剪定

剪定には強いようなので、伸びすぎた枝葉は、適宜、切り戻しておきます。

日常の管理

鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いてきたら、たっぷり水やりします。

夏の管理

夏場は鉢土が乾燥しやすいので、水やりが抜からないようにします。乾燥させすぎると、水やりしても回復せずに枯れてしまうことがあります。

冬の管理

耐寒性が弱いので、鉢植えは霜の当たらない軒下などに移します。寒い地域では室内に取りこんだ方が安全です。水やりは控えめにしますが、冬場も乾燥させすぎないようにします。

肥料

鉢植えの場合は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥しますが量は控えめにします。庭植えの場合は、肥料はほとんど必要としません。

病気・害虫

特にはなさそうです。

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