ベニバナ |
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【ベニバナについて】 |
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ベニバナ(紅花)は、キク科ベニバナ属の秋(春)まき一年草で、原産地はエジプトとも東部の地中海沿岸地域とも言われていますが確定されたものではないようです。 昔から口紅や染料の原料として栽培されてきました。日本に入ってきた時期については、推古天皇のころにシルクロードから高麗を経て渡来したと言われていますが、これは、文献上のことで実際はもっと早かったようです。 国内では、山形県が主産地で、江戸時代に最上紅花の栽培が盛んだったことから山形県の県花に指定されています。 元々は苞に鋭い棘がありますが、最近は切花用にトゲが少ない品種がよく作られています。 【栽培メモ】 春まきにしましたが、今ひとつよい結果がでませんでした。そこで、次は、秋まきにしてみました。その結果では、一部、立ち枯れした株もありましたが、上の写真のようにまずまずの結果になりました。なお、冬は不織布でトンネルをしています。 |
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【ベニバナの概要】 |
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草丈 80〜120pほどになります。 花 花径3pほどのアザミに似た花で、鮮黄色から紅黄色に花色が変わります。 耐寒性・耐暑性
比較的耐寒性はありますが、耐暑性はありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 タネから育てる場合:やや難しい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Carthamus tinctorius 学名の説明 Carthamus・・・・・アラビア語の quartom(染める)が語源です。 tinctorius・・・・・「染色用の」、「染料の」 |
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【主な種類と品種】 |
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在来種としては、苞にトゲがありアザミに似た花を咲かせる'モガミベニバナ'が有名です。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ ベニバナはあまり分枝をしないので、で、本葉6〜7枚のころに摘芯をします。 タネまき 寒地では春まき、温暖地では秋まきが一般的です。発芽適温は20度前後ですので、春まきは3月下旬〜4月、秋まきは9月中旬〜10月中旬ごろに播きます。 移植を嫌いますので、通常は直まきにしますがポリポットやセルトレイに直接播いて育てることもできます。覆土は1cmほどにします。 直まきの場合は、20cm間隔で1ヶ所に2〜3粒まいて、発芽後1本に間引きます。ポットに播いた場合も、発芽後間引きして、丈夫な苗を1本残します。 植え付け 酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。 ポットに播いた場合は、本葉が5〜6枚になったら花壇やプランターなどに定植します。 花壇に植える場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れ、庭土とよく混ぜて植え付けます。その際、ベニバナは開花時期にやや乾燥している状態を好みますので、やや高うねにして植え付けます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものに、苦土石灰を少々混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよいところに植え付けます。また、鉢やプランターも日当たりのよいところに置いて育てます 株間 花壇に植えるときは20cmほどにします。 日常の管理 過湿を嫌いますので、やや乾燥気味の管理します。特に開花時期に過湿にならないよう注意します。 ベニバナは、あまり分枝をしないので、本葉6〜7枚のころに摘芯をします。また、草丈が高くなってくると倒伏しやすくなりますので、支柱を立てます。 冬の管理 比較的耐寒性はありますが霜に当たると傷みますので、秋まきにして定植したときは不織布でトンネルをするなどして霜除けをします。 肥料 花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり30gほど施し、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。通常なら、追肥は不要です。 鉢やプランターに植えた場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を施し、暖かくなってから、液肥を月に1〜2回ほど与えます。 病気・害虫 アブラムシが付くことがあります。また、過湿になると立枯病が発生しやすくなります。 |
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